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【ビッグロゴが愛らしい】ニバダが1950年代に手がけたショップウオッチ

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ポルチェロ
アクアマチック

1950年代製造のポルチェロ“アクアマチック”は、クロトン・ニバダがアメリカの宝飾店“ポルチェロ”の依頼を受けて製造を行ったショップウオッチだ。
ニバダといえば、2019年にウオッチブランド“ウィリアムエル1895”を立ち上げたギョーム・ライデ氏と、時計メーカー“モントリシャールグループ”のオーナーであるレミ・シャブラ氏がニバダのブランドライセンスを獲得し、現代に復活したことで名前を知っているという人もいるだろう。

今回紹介するモデルのデザインをよく見ていただきたい。現ニバダ・グレンヒェンが復刻した“ANTARCTIC(アンタークティック)”に似たディテールを備えている。それもそのはず、旧クロトン・ニバダの名でもポルチェロ アクアマチックと同様のモデルを“ANTARCTIC PENGUIN(南極ペンギン)”と名づけて販売していたのだ。

【商品詳細】SS(33.5mm径)。自動巻き(Cal.ETA-1256)。1950年代製。25万3000円。取り扱い店/プライベートアイズ ショップページに移動

【画像:ポルチェロの時計を様々なアングルから見る】

 

この個体は、大胆なビッグロゴデザインや抽象化されたアラビアインデックス、きめ細かいマットホワイトのダイアル、ミドルケースからラグにかけて緩やかにカーブしたドレッシーな防水ケース、赤メッキが美しい自動巻きムーヴメントの搭載など、デザイン性や作り込みなどマイナーながらも面白みを感じさせる逸品だ。
搭載するムーヴメントはETA 1256。中3針の手巻きムーヴメントをベースに、自動巻きユニットをかぶせた、当時の自動巻きムーヴメントによく見られる設計を採用している。

ベゼルレスケースからは50年代当時のウオッチデザインの流行を感じられるとともに、ステンレスの加工が容易ではなかった時代の時計とは思えない造形を実現していることから、クロトン・ニバダの高い技術力を感じられる。

端正でありながら、どこか愛らしさも感じられるデザインは、場面を問わずに使用できるだろう。実用性の高いアンティークウオッチとしておすすめの1本だ。

 

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文◎LowBEAT編集部

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