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【和装に合う時計をお探しですか?】ケース装飾も美しい“セイコー”自動巻き時計

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


キングセイコー
ポケットウオッチ

今回紹介するのは、1970年代に製造されたキングセイコーのポケットウオッチだ。
外装に銀が使用された重量感のあるスクエアケースの懐中時計で、ムーヴメントはハイビート自動巻きのCal.5621を搭載している。一見、オイルライターにも見えるケースデザインが特徴的だ。

面白いのは通常の懐中時計とは異なり、和装で携行することを想定し、チェーンの先端を帯に差し込めるようになっている点である。樹皮を模したような文字盤テクスチャーと、槌目加工によって輝きを抑えた銀無垢のケースからは和の雰囲気を感じられ、和装にふさわしい時計として熟考されたデザインであることがうかがえる。そこにローマンインデックスを使用することで、落ち着きがありながらもスタイリッシュで洗練された印象にまとめている。

【商品詳細】シルバー(34×39.mm径)。自動巻き(Cal.5621)。1970年代製。16万5000円。取り扱い店/BQ 商品ページに移動

 

【画像:外装の装飾も美しく、当時のオリジナルBOXも付属】

 

懐中時計に自動巻きのムーヴメントを使用する一見変わった組み合わせだが、Cal.5621の巻き上げ効率と携帯精度の高さ、手巻きが可能であるという点から、日常生活においての実用性を重視した結果なのだろう。純正のケースカバーが付属し、傷がつくリスクを軽減できるのも、うれしいポイントだ。
写真は和装での携行を想定したチェーンが装着されているが、付属する提げ紐に交換することで、スーツスタイルでの使用も違和感なくこなせるだろう。スクエア形の個性的なケースデザインがひと際目を引く、国産アンティークらしさにあふれたユニークピースだ。

特に、今回紹介する個体は発売当時のボックスとその他付属品が揃ったコレクター必見の逸品である。時計コレクターではない人にとっても、ライターのように懐から取り出し時間を確かめる、渋いオトナのアイテムとしていかがだろうか。

 

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文◎LowBEAT編集部

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