先週に引き続き【50万円以下の予算でロレックスのアンティークを買う】をテーマにその第3回をお届けする予定だったが、ロレックスが2025年新作モデルとして興味深い時計を発表したため、ちょっとだけ書かせていただく。
それにしても今回はスイス時間の午前10時。日本時間の午後15時ごろに公開されると思いきや、朝の8時頃(現地時間の0時)に公開されたようだ。
新作の目玉となっているのが写真に掲載したランドドゥエラーというコレクション。基本機能は一般的な3針デイト付きなのでデイトジャストの上位機種という位置付けなのだろうか。
そして編集部が注目したのはラグ部分の造形である。いわゆるケースからブレスレットにかけてラグの無いシームレスで直線的な構造が採用されている点。実のところかつてロレックスには同じような作りのケースがあったからである。
それはクォーツ全盛時代の1977年にロレックスが作った唯一のクォーツモデル、オイスタークォーツだ(写真右側の時計)。ロレックスは自社製のクォーツムーヴメント、キャリバー5035を完成させ、オイスタークォーツとしてデイトジャストとデイデイト、そしてチェリーニの3モデルでの展開をスタートさせた。
そして78年にはエベレストに登頂したラインホルト・メスナーらが着けていた時計として広告を打ち、オイスタークォーツ デイトジャスト(Ref.17000)が大々的に宣伝されたという歴史がある。
ただ、このシームレスなケースは実のところオイスタークォーツの1年前の76年にオイスターケース誕生50周年を記念して発表され、自動巻きのデイトジャストとオイスターパーペチュアルに採用されている。これが最初だったのか、それともクォーツも同時だったのかはわからないが、そんな当時のケースがまたリバイバルされたのであればなかなか興味深いというわけだ。
【時計】
●ロレックス オイスタークォーツ。SS(36mm径)。Ref.17000。クォーツ。1978年製。81万8000円/協力◎サテンドール
●ロレックス ランドドゥエラー36。Ref.127334。WG×SS(36mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.7135)。211万5300円/Rolex
文◎LowBEAT編集部