コレクター垂涎、“ギャレット”の名作モデルを振り返る
数々の名作時計を生み出した“ギャレット”。その中でコレクターに最も人気のあるモデルのひとつが、“フライングオフィサー”だ。
複数のタイムゾーンが追跡できる画期的なクロノグラフとして、39年に誕生。同ブランドにおける精密さを象徴するモデルで、日常的に愛用していたアメリカ合衆国第33代大統領、ハリー・S・トルーマンに「これほど精巧な腕時計は見たことがない」とまで言わしめた。
同様に歴史的に価値が高く、収集家からの注目度が高いのが“マルチクロン クラムシェル”だ。38年に発表された初期の防水クロノグラフのひとつで、ファーストモデルはその後、モーターレースやスピードボード、航空、その他のスポーツ分野と幅広く展開。“マルチクロン”シリーズは、“ギャレット”を代表するコレクションとなった。
40年に同コレクションから登場した“マルチクロン・レギュレーター”は、フラットトラック・オートレース選手権“スプリングフィールド・マイル”で、アメリカの伝説的レーサー、レックス・メイズ氏が優勝した際に贈られた。モータースポーツ界でも存在感を示したタイムピースとなっている。
“ギャレット”は再始動を機に、ブランドの歴史を後世につなぎながら、新たな領域を目指すこととなる。これから発表されることになる最新モデルや、今後の動向も注視していきたい。
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文◎Watch LIFE NEWS編集部
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