スウェーデンで2009年に創設されたマイクロブランド“Bravur（ブラヴァ）”が、日本へ再上陸。25年3月22日（土）よりエイチエムエスウォッチストア表参道で先行発売し、3月24日（月）より公式オンラインストアでも販売を開始する。
ブラヴァは、スウェーデンのデザイナー、マグナス・エールムとヨハン・サーリンによって設立されたインディペンデントブランドだ。時計はスウェーデン・ボースタッドの工房で製作されており、独自のアセンブリを備えることで、生産体制と徹底した品質管理（組み立て中に独自のテストと検査を実施）を実現している。
また、スカンジナビアの自然や文化からインスパイアされたデザインに加え、時計としての品質にこだわってスイス製のムーヴメントを採用しているのも特徴。このこだわりを象徴するように、文字盤の6時位置には“SWEDISH SOUL SWISS HEART”の文字がデザインされている。
本記事では、日本再上陸に伴って新たに販売が開始される、五つのモデルを紹介していく。同ブランドのモデルはどれも、北欧ミニマリズムならではの機能美と魅力を備えており、春先のコーディネイトにも活躍しそうだ。
■Ref. TH-PEU。SS（37mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.SW200）。23万1000円
Bravur（ブラヴァ）
チームヘリテージ
自転車ロードレース黄金時代の1950年代～80年代に活躍した、名門チームのジャージから想を得たコレクション。ステンレススチールケースを用いた耐久性と、視認性の高いデザインが特徴だ。今回、国内で取り扱われるのは、小振りな37mmの2モデルとなっている。
“チームヘリテージPEU”は、フランスの伝説的なサイクリングチーム“プジョー（Peugeot）”のジャージから着想したモデル。1963年から86年まで、所属する名ライダーたちが着用していた黒と白のチェックパターンのジャージは、サイクリング界を象徴するモチーフとなっている。
本作ではこのデザインを、黒いスクエア型のインデックスと、12時位置に小さなチェックのパターンのインデックスを配して表現。デザインに個性を与えつつ、視認性も確保している。インデックスのグリーンの縁取りは、1956年から75年に使用されたジャージのBPロゴのオマージュだ。文字盤中央に施したエンボス加工の立体的なチェック模様が陰影を生み、デザイン性を際立たせている。
■Ref. TH-MER。SS（37mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.SW200）。23万1000円
もうひとつの“チームヘリテージ - MER”は、名門サイクリングチーム、“メルシエ（MERCIER）”のジャージの配色をデザインに落とし込んでいる。“メルシエ”は1933年に創設したフランスの名門サイクリングチームで、自転車ロードレースの最高峰“ツール・ド・フランス”への出場回数は、市場最多を誇る。目を引くパープルとイエローのカラーリングは、“メルシエ”が50年代初頭から69年まで使用していたジャージのオマージュとなっている。
【画像】ブラヴァの新作“チームヘリテージ”を別アングルで見る
■Ref. GT-LCR-II。SS（38.2mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.SW510）。世界限定50本。46万2000円
Bravur（ブラヴァ）
グランドツアー ラ・コルサ・ローザⅡ
“ツール・ド・フランス”に代表される、世界的な自転車レースのスピリットをテーマにしたクロノグラフコレクション。今回販売されるのは、“グランドツアラー ラ・コルサ・ローザ Ⅱ”と“グランドツアラー ラ・グランデ・ブークルI”の2モデルだ。
特徴的な色彩や意匠は、それぞれのレースの個性を表現している。ケースサイズは38.2mm経。クラシカルで洗練されたデザイン性と堅牢性を兼備しており、サイクリング中にも、日常のシーンでも使いやすい。
■Ref.BW003-Jet-Black。SS（39mm径）。5気圧防水。自動巻き（Cal.SW300-1）。28万6000円
Bravur（ブラヴァ）
BW003 ジェットブラック
“BM300”はビジネスシーンでもカジュアルな装いでも活躍する、シンプルかつ実用的なコレクション。時計職人がハンドメイドで制作しており、美しい仕上がりを追求している。製造工程で厳密なテストと検査を実施しており、同ブランドにおける最高品質を誇る。今回、ケースのカラーは2種類、計4モデルが販売となる。ケースはいずれも39mmと絶妙なサイズ感に仕上げられている。