ドイツの時計ブランド“Mühle-Glashütte(ミューレ・グラスヒュッテ)”が、スポーツクロノグラフの新コレクション“Sportivo Power Chronograph(スポルティーヴォ パワー クロノグラフ)”を発表。200本限定のファーストエディションとして販売予定だ。
高精度な計測機械を製造するメーカーとして端を発する“ミューレ・グラスヒュッテ”は、これまで精度や堅牢性、視認性を主軸に据えた腕時計の製造を行ってきた。
新作として発表された“スポルティーヴォ パワー クロノグラフ”も、その例外ではない。大きな特徴となっているが、新ムーヴメント“Cal.MU9424-GR”を搭載している点だ。

■Ref. M1-52-33-2025-LB。SS(42.5mm径/ブラックIP加工)。30気圧防水。自動巻き(Cal. MU9424-GR)。200本限定。79万2000円(予価)
Mühle Glashütte(ミューレ・グラスヒュッテ)
スポルティーヴォ パワー クロノグラフ
既存の“Cal. MU9413”に新しい香箱を追加し、パワーリザーブモジュールを直接接続することで、動力伝達を向上させた新ムーヴメント“Cal.MU9424-GR”を搭載。自社で開発した二つのモジュラームーヴメントを採用し、62時間のパワーリザーブを実現している。
また、日差0_秒から最大+8秒以内に精度が設定されているのも特徴だ。この精度基準はミューレ・グラスヒュッテ独自の規格であり、クロノメーター基準と整合しながら、“時計が遅れることが決してないようにする”ことを目的としている。
精密な加工を必要とする地板、耐衝撃性を持つウッドペッカーレギュレーターなど、一部のパーツは自社で製造。ムーヴメントの組み立ても社内の職人が手作業で行っている。