【注目ポイント2】マニア心をくすぐる二つのリューズとインナーベゼル
二つのリューズ、インナーベゼルを備えたデザインも実にアイコニックだ。モチーフとなっているのは、1950年代後半から60年代に開発され、当時ジャガー・ルクルトやロンジンなど、高級時計メーカーからリリースされていた通称コンプレッサーダイバー。経過時間を確認するためのインナーベゼル(回転式スケール)を風防ガラスの内側に装備しているのが特徴で、▼マークを計測を始める時間に合わせると、▼マークを基準点に経過時間を把握できる(インナーベゼルは2時位置のリューズで操作)。
ボックス型のサファイアクリスタル風防、操作性とデザイン性を兼ね備えた逆台形のリューズ、リューズガードなしのケースなど、ヴィンテージテイストを重視したディテールにもこだわりが光る。
【KUOE(クオ):ソンブレロの総評】
ケースは直径38mm、ラグの上下幅約45.5mm、厚さ約12.45mm、ベルト幅18mm。サブマリーナーデイトとほぼ同じ厚さで、ダイバーズウオッチとしては薄型で着けやすい印象だ。
デザインはヴィンテージテイストと現代的なニュアンス(鏡面の入れ方、ソリッド感)のバランスが絶妙。汎用性の高いデザインなのにしっかりと時計好きのツボを心得たディテールを盛り込んでいるのも素晴らしい。
ヴィンテージテイストで統一するならバックルはスリム化しても良いところだが、本作のために新開発したエクステンション機能を備え、微調整も可能。自分の好みの装着感で着けられることに加えて、頑丈なので実用性は高い。
10万円台前半なので決して安い価格ではないが、デザインバランス、パーツの質感、機能性(20気圧の防水性能、2種耐磁時計に相当する2万A/mまでの耐磁性)を考えると、この価格にも納得だ。
【画像】クオ初の本格ダイバーズウオッチ、“ソンブレロ”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
クオ グローバル
info@kuoe-jp.com
※メールにて問い合わせに対応
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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