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2024年が気になる。ロレックスの驚きの売り上げ規模とは?|2月度の価格相場定点チェック|菊地吉正の【ロレックス通信 No.291】

いよいよ2月も残りわずかとなった。そうなると気になるのが毎年3月上旬にかけてこの時期になるとニューヨークの「モルガン・スタンレー」とスイスの「LuxeConsult」が、スイス時計業界の最新調査レポートを共同で発表するからだ。

ちなみに昨年は2月28日に2023年の状況について発表している。そのため、すでにご存じの方も多いかもしれないが、あらためてその結果を振り返ってみてもやっぱりその異常さに驚かされる。

【2023年売り上げトップ10企業(カッコ内はシェア率)】
1、ROLEX (30.3%)
2、CARTER (7.5%)
2、OMEGA (7.5%)
4、AUDEMARS PIGUET (4.9%)
5、PATEK PHILIPPE (5.6%)
6、RICHARD MILLE (3.1%)
7、LONGINES (3.4%)
8、VACHERON CONSTANTIN (2.7%)
9、BREITLING (2.4%)
10、TISSOT (2.5%)
OTHERS (30.1%)
出典(https://revolutionwatch.com/morgan-stanley-luxeconsult-2024/)

レポートによると2023年は上位8社が10億スイスフラン以上の売り上げを記録。なかでもロレックスは、売上高がおよそ 101億スイスフランと突出しており、100億を超えた最初のスイス時計ブランドとなった。ちなみに2位のカルティエはおよそ31億スイスフランとロレックスの3割ほど。さらに小売市場におけるシェア率もロレックスは30.3% と驚異的だ。

売り上げもさることながら上位10社のシェア率を合計するとほぼ70%を占める。さらに言うならば、そのうちのロレックス、カルティエ、オメガ、オーデマ ピゲ、パテック フィリップのたった5社で55.8%となる。時計市場の高額化とともに、ほんのひと握りの人気ブランドが産業を牽引していることがわかる。さて2024年は果たしていかに!

最後に、日本市場に目を向けて今月も恒例の実勢価格相場の定点チェックを以下にお届けする。

>>>次ページで「主要10モデルの月刊ロレックス相場」

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