Robot(ロボット)は、自動車を愛する起業家、ヨゼフ・ザジチェクによって設立された、チェコ共和国の独立系マイクロウオッチブランドだ。チェコの劇作家カレル・チャペックの作品からインスピレーションを得ており、ブランド名も彼が1921年に生み出したとされる“ロボット”という革新的な言葉に由来している。
チェコのクラフトマンシップと現代的な革新性を融合させているロボットの時計は、プラハから東へ約150kmに位置するノヴェー・ムニェスト・ナト・メトゥイーにある工房で手作業で製造されている。
チェコ独自の美意識や感性が光る“ロボット”のデザインは、アイデア出しから始まり、多段階のプロセスを経て完成され、ケース、ケースバック、ベゼルなどの部品はすべて自社でゼロから設計されている。部品はスイスで機械加工され、ロボットの工房で手作業で組み立てられているそうだ。
今回は“ロボット”のコレクションから二つのモデルを紹介する。
【画像】チェコ共和国の新鋭“ロボット”、二つの時計を見比べる
Robot(ロボット)
スペクトラ・ブルー
スペクトラ・ブルーは、時代を超えたエレガンスと現代的な洗練さを融合したドレス系モデル。繊細なブラッシュ仕上げが施された文字盤は、光の当たり方によって美しいブルートーンを生み出し、霜が輝くような幻想的な表情を見せる。
ケースバックには“Where Light Meets Time(光が時と出会う場所)”というスペクトラコレクションのコンセプトが刻まれており、ブラッシュ仕上げの文字盤が光を巧みに反射し、見るたびに異なる表情を見せるダイナミックかつエレガントな存在感を醸し出している。
ケースサイズ は39mm、厚さ10.3mm。ポリッシュ仕上げステンレススチールケースには反射防止加工が施されたサファイアクリスタル風防が装備され、5気圧防水を備える。
スイスのラ・ジュー・ペレが製造した自動巻きムーブメント、ロボットG100を搭載。 “ロボット“はラ・ジュー・ペレとのコラボレーションにより、各モデルにカスタマイズされたムーヴメントを搭載している。
交換可能な柔らかなブルーのテキスタイル製ベルトが付属し、販売価格は2250ユーロ(日本円で約36万4000円)だ。
【画像】ロボットのドレスモデル、“スペクトラ・ブルー”を別アングルで見る
Robot(ロボット)
フリーガー・フライデー
次に紹介するフリーガー・フライデーは、チェコの豊かな航空史に敬意を表した限定パイロットウオッチで、時計製造の専門技術と航空界の伝統、そして時代を超越したスタイルが融合された1本である。
多層構造のステルスブラック文字盤に、識別しやすいホワイトのインデックスを配し、全体的にすっきりとしたシンプルかつシックな外観となっている。 ケースサイズ は40mmで厚さは10.3mm 。サンドブラスト仕上げのステンレススチールケースが採用されており、ダークシルバーのケースは、黒文字盤、白いインデックス、白いスケルトン針と見事に調和している。
スイスのラ・ジュー・ペレとコラボレーションで製造された自動巻きムーブメント、ロボット・マイナーを搭載。 風防は反射防止加工を施したサファイアクリスタル製で、5気圧防水を備える。ハンドステッチのレザーストラップ付き。 世界限定50本で、販売価格は2050ユーロ(日本円で約33万1000円)だ。
【画像】ロボットの代表モデル、“フリーガー・フライデー”を別アングルで見る
》Robot(ロボット)
公式サイト
https://www.robot-watch.com/en/
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/
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