国産ウオッチブランド“ケンテックス”が、創業35周年を記念として機械式時計“CRAFTSMAN 時帆”を発売した。
同モデルは、海と船の“舷窓”をテーマにデザインされたユニークなベゼルや江戸切子を用いたシースルーガラスの裏ブタが特徴的な日本ならではの美しさをまとった本格的な機械式時計である。
文字盤は日本の伝統色“鉄紺”を基調に、ブルーのグラデーションで色彩の細やかな移ろいを表現した。中央に向かってわずかに明るさを増しながら奥ゆかしさを放つ色調が印象的だ。
また、型押しパターンによる陰影とハーフサンレイ仕上げがマッチして品格ある仕上がりとなっている。
【画像】日本製腕時計“ケンテックス”、江戸切子を取り入れた本格機械式時計3種を見比べる
ベゼルは船の舷窓をモチーフにしているという。これに加えて、ミラー仕上げの飾りネジがアクセントに。そして、ケース表面には、国産時計の最高峰とも言えるザラツ研磨を施す。歪みのない鏡面とヘアライン仕上げがなんとも美しい。
裏ブタには、伝統工芸士である清水秀高氏による江戸切子のシースルーガラスを取り入れた。伝統文様である矢来紋が彫り込まれたガラスは、竹を組んだ防護柵をモチーフにした文様で、“持ち主を守る”という意味をもつ。この繊細なカットガラスに光が反射し、幻想的な雰囲気を演出する。
ムーヴメントには国産の信頼性高い8振動ハイビートムーヴメントを採用。全て自社で調整を行い、日差0~+15秒以内の精度を保証する。ローターには緻密なギョーシェ模様が施され、青ネジがアクセントとして加えられるなど、細部にまでこだわり抜かれた仕上がりとなっている。
インテグレート式のメタルブレスレットのほか、鉄紺(ブルー)の限定モデルには交換用のレザーベルトを付属。同梱のミニ六角レンチで簡単にできるほか、特別仕様の木箱に収められる。販売価格は、26万4000円。
白銀(ホワイトシルバー)と呂色(ブラック)の2色は通常ボックスに収納、販売価格は22万円となる。
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【問い合わせ先】
ケンテックスジャパン
TEL.03-5846-0811
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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