芸術性の高いユニークピースを打ち出す、スイスの名門時計ブランド“JAQUET DROZ(ジャケ・ドロー)”から、2025年の干支である蛇をモチーフにした“オフィディアン・アワー”が二つの異なる仕様で発表された。なおそれぞれ世界限定1本のみの販売となる。
JAQUET DROZ(ジャケ・ドロー)
オフディアン・アワー レッド ゴールド ソノラサンライズ
“オフィディアン・アワー”のオフディアンとは、英語で蛇類を意味する言葉。艶やかなエナメル装飾が印象的な、蛇の彫刻があしらわれた今回の新作は、初の試みとなる針のないモデルとなる。時と分の数字をそれぞれ表示する2枚のディスクが回転し、蛇の頭が時を、尾の先端が分を示している。
【画像】巳年限定モデル“オフィディアン・アワー”を別アングルから見る
蛇は、五つのホワイトゴールドの塊から彫り出したものを継ぎ目のないように組み上げることで、しなやかな曲線を描いた躍動感あふれる造形に仕上げている。パウダー状の素材を使うエナメルでは加工が難しいとされていた、複雑な曲線を持つ多面的な彫刻に、卓越した技術を持つ職人が手作業でむらなく彩色を施した。
新作のうち1点は、薄いグリーンから濃いグリーンへと変化するグラデーションカラーの蛇に、マザー オブ パールにエングレービングと細密画で竹の意匠を施した文字盤を合わせたモデル。
もう1点はブラッドレッドとグリーンのパターンを交互に配した模様の蛇に、マーブル模様の鉱石ソノラサンライズを厚さわずか0.8 mmに切り出した板を使用した文字盤のモデルとなっている。
蛇のデザインは、『ロード・オブ・ザ・リング』のイラストレーター兼コンセプチュアル・アーティストでもあるジョン・ハウ氏が担当。中国語由来の言葉で、守護と幸運を象徴する“Ruyi(如意)”をモチーフに、S字型のイメージを蛇のデザインに取り込んだ。
どちらもグリーンのラバーベルトを採用。シリコン製ゼンマイを使用し、約68時間を誇るパワーリザーブを備えたムーヴメントを搭載している。
【問い合わせ先】
ジャケ・ドロー
www.jaquet-droz.com
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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