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【国産時計・キングセイコー】2大モデルを徹底比較!正統派デザインの“新生KSK” vs 曲線美が美しい“KS1969”

2022年に復活を果たした国産時計ブランド、キングセイコー。1960年代に同ブランドから発売された時計をデザインソースに、現代的解釈を加えてアップデートした魅力的なモデルを多く発表している。なかでも2024年の注目作として人気を集めたのが、新生KSKシリーズである“KSK キャリバー 6L35モデル”とCラインの曲線美が光る“KS1969”だ。

そこでこの記事では、両者を文字盤、外装、着用感の三つのカテゴリーで比較しながら紹介。購入を狙う際の参考にしていただければ幸いである。

【画像】キングセイコーの2大人気モデルを隅々まで見比べる


●両モデルの基本情報をおさらい!

(左)
キングセイコー
KSK キャリバー6L35モデル

東京・亀戸の伝統美にインスピレーションを得たモデル。直線を巧みに取り入れたエッジの効いた造形で、60年代のオリジナルモデルをオマージュしている。

■Ref.SDKA011。SS(38.6mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.6L35)。41万8000円

 

(右)
キングセイコー
KS1969

1969年に登場した3万6000振動のクロノメーターモデル“45KCM”をモチーフに、当時のCラインケースの造形美を生かしつつブラッシュアップしている。

■Ref.SDKA019。SS(39.4mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.6L35)。39万6000円

【画像】デザインソースとなった1969年のオリジナルモデル

 

ムーヴメントはともに同ブランドの現行最薄キャリバー“6L35”を搭載。それぞれ3カラーのバリエーション展開という点も共通だ。


●“文字盤”を比較!

多面カットによるアプライドバーインデックスを採用し、12時位置には複雑なデザインの装飾が施されている点は両者共通。

“KSK キャリバー6L35モデル(画像上)”は深みのある紅色は臥龍梅(がりゅうばい)と呼ばれる梅の花をモチーフにした型打ち模様の文字盤が特徴的だ。対して“KS1969(画像下)”は古くから人々に愛されてきた伝統色の江戸紫を採用したパープル文字盤を採用。トレンドを意識した上品なカラーリングとなっている。


●“外装”を比較!

エッジが際立つケースデザインの特徴を引き出すべく、ガラスやケースの稜線をいっそう際立たせる丹念な仕上げが施されているのは両者共通。

正統派フォルムの“KSK キャリバー6L35モデル(画像上)”に対し、“KS1969(画像下)”はCラインの曲線美が印象的だ。とりわけ後者は3次元的なカットが施されており、ふんわりとした丸みを生かしつつ薄さも強調されている。カーブしたケース側面もしっかりポリッシュされており、仕上げ技術の高さが光る。


●“着用感”を比較!

両モデルともに40mmアンダーの小振りなサイズ感に加え、現行最薄キャリバーの“6L35”を搭載しているため、非常に薄型(ケース厚は画像上のSDKA011が10.7mm、画像下のSDKA019が9.9mm)。

ブレスレットはデザインこそ異なるものの、ともにポリッシュとヘアラインを使い分けた多列タイプで、手首へのなじみは非常に良い。バックルもボタンひとつで着脱可能なワンプッシュ両開き方式だ。


同じキングセイコーのモデルということでやコンセプトや造形の軸は変わらず、サイズ感や価格も似ている両者だが、文字盤や外装面においては明確な違いがあるのが面白い。ミドルレンジの国産本格機械式時計ブランドとして、今後も魅力的なモデルを生み出す同ブランドの今後に期待だ。

 

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部/写真◎水橋崇之

 

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