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【ロレックス、オメガなど】アンティークらしさを楽しむなら古典的な味わいをグッと深める「くさび形」を狙うのも一考!

オメガ ランチェロ 金張り PK2990-1 1950年代 830,000円|Curious Curio(キュリオスキュリオ)

業界唯一のアンティーク時計の専門誌「ロービート(LowBEAT)」編集部が毎週水曜日にお届けしているアンティーク時計初心者向けの入門記事。今回は1940年代の時計に多くみられる「くさび形」インデックスについて解説したいと思う。

時刻を読み取るために時計の文字盤上に12個配置されたアラビア数字などの目盛りのことを一般的には “インデックス”と呼ぶ。また“時字(トキジ)”や “アワーマーカー”とも呼ばれる。

インデックスは、オーソドックスな1から12までのアラビア数字以外にも、ローマ数字やドット、そして棒状のバーなど代表的なものがいくつかあり、時分針の形状とともに視認性だけでなく、腕時計の個性を引き立てるデザイン的な要素としてもとても重要な意味をもつ。

今回取り上げた“くさび(楔)形インデックス”の“楔”とは木材や金属で作られたV字形あるいは三角形をした道具である。つまり、くさび形インデックスについて大雑把に言うと先端に向かって徐々に尖っていく形状にデザインされたものについてこう呼ぶ。そのなかで形が三角形のタイプはトライアングルとも呼ばれる。

このくさび形インデックスだが、主に1940から50年代によく使われた。トップに掲載した写真のオメガなど多くのブランドが採用しているが、特に50年代以前のロレックスの手巻きオイスターやオイスターパーペチュアル(自動巻き)で目にすることが多い。くさび形でも様々あるうえ、通常のバーインデックスと違いグッと古典的な雰囲気が楽しめるため、アンティークらしさという点では選択肢のひとつとして一考の価値はあるだろう。

【画像】ロレックス、チュードル、オメガなどくさび形モデルをもっと見る

文◎LowBEAT編集部

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