エコ/ネイトラ( echo/neutra )は 2019年にニコーラ・カレガロとクリスティアーノ・クアーリャの2人でよって創設された、イタリア発、日本未上陸のウオッチブランドだ。
デザインを担当するカレガロは、20年以上にわたってプロダクトデザインとブランドマネージメントに携わってきた人物だ。 2008年、北イタリアにコミュニケーション・エージェンシー “ツェッペリン スタジオ” を設立し、化粧品、工業デザイン、食品、家具など、さまざまな製品分野の仕事をした経歴を持ち、腕時計と音響システムを趣味としている。
もうひとりの共同創設者クリスティアーノ・クアーリャは修士号を取得した航空宇宙エンジニアでもあり、かつてパイロットになることを夢見ていたという人物。主に製品開発、サプライチェーン、サステナブル・イノベーションを担当している。
エコ/ネイトラの時計には“見る人を感情的に刺激しつつ、ライフスタイルの一部として長く愛用してもらいたい”という彼らの思いが込められている。これを実現するために綿密な研究と設計、そして信頼できる素材選びが徹底され、時計はスイスで製造される一方、イタリア北部にある山岳地帯など、イタリアの自然や、エクストリームスポーツからデザインのインスピレーションを得ているそうだ。
今回はイタリアの美意識とスイスの高い品質を融合した“エコ/ネイトラ”のコレクションから、二つのモデルを紹介しよう。
エコ/ネイトラ( echo/neutra )
クリスターロ
最初に紹介する、クリスターロ、過酷な環境に対応するヘリウムガスエスケープバルブを備えた、500m防水の本格ダイバーズウォッチだ。
プロ仕様のスペックはもちろん魅力だが、目を引くのが文字盤だ。ダイバーズウオッチでは珍しく、6時位置にパワーリザーブインジケーター、9時位置にスモールセコンドを搭載しており、実用的な機能としての役割に加え、デザインのアクセントとしても個性を発揮している。
直径42mm、厚さ13.9mmのケースには本格ダイバーズウオッチには必須となるセラミックインサートの逆回転防止ベゼルが装備され、無減圧時間を表示する目盛りが装備され、所定の深度での残時間を知ることができる。 ねじ込み式リューズ、フラットサファイアクリスタル風防を装備し、ムーブメントはセリタの自動巻きムーヴメント、Cal. SW279が搭載されている。
3色展開でブレスレットかラバーベルトが選択でき、販売価格は約18万9000円から約19万7000円となっている。
【画像】500m防水を確保、クリスターロを別アングルから見る
エコ/ネイトラ( echo/neutra )
リヴァネラ
次に紹介するリヴァネラは、2年の歳月を費やして完成したコンテンポラリーなドレスウォッチ。アール・デコの影響を感じさせる文字盤にはあらゆる角度から光を反射するアプライドインデックスが配置され、ドレスウォッチのエレガンスとモダニティ、スポーティな雰囲気を融合させている。
リヴァネラはケースにグレード5のチタンを採用しているのも特徴だ。風防を除いた厚さは5.5mm(風防込みで5.9mm)と薄型のデザインに仕上げられており、重量はわずか21グラム。軽快な装着感が期待できる。
ミディアムグレイン・サンドブラスト仕上げを施したチタンケースはサイズは27×40mmで、サファイアクリスタル風防を装備し、3気圧防水。ETAの手巻きムーヴメント、Cal. 7001を搭載している。 エレガントな表情を持つソフトな質感のアルパインカーフレザーベルトと、使い込むほどに上品な艶が出るホーウィン社製シェルコードバンレザーベルトが2本付属する。2色展開となっており、販売価格は約23万7000円だ。
【画像】ブラックとグレーの全2モデル、リヴィネラを別アングルから見る
》エコ/ネイトラ( echo/neutra )
公式サイト
https://echoneutra.com
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/
【そのほかのニュースもチェック!】
■国産ブランド、“G-SHOCK(ジーショック)“売れ筋ランキング、TOP10を一挙紹介
■国産ブランド、“SEIKO(セイコー)“売れ筋ランキング【キングセイコーほか】 ブランド別でBEST5を一挙紹介
■3万円台まで【 売れ筋時計ランキング】定番のG-SHOCKのほか、人気スマートウオッチが第2位にランクイン!