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価格改定の影響は? 1月度の価格相場定点チェック|菊地吉正の【ロレックス通信 No.286】

今回は1月に入って第3週目の日曜日ということで、この1カ月間で実勢価格がどれほど変動したのか毎月恒例の定点チェックをお届けする。

そして気になるのが元日に実施された価格改定の影響だ。先週も取り上げたようにゴールド系モデルについては金相場の高騰が影響して、なかには120%の値上げが実施されたものもあるほど大幅な値上げとなった。そして並行輸入品の実勢価格をも大きく押し上げた。

対して人気の主軸を成すステンレススチールモデルに至っては6〜8%。金額ベースだと実質7〜10万円(デイトナだけ17万円強)の値上げとなった。ではこれが並行輸入品の実勢価格にどう影響したのか。

まずは後半に掲載した1カ月間の値動きを見てほしい。GMTマスター II やデイトナなど10万円以上も上昇したモノも確かにあるが、10モデル中の6モデルは先月と同じか上がったとしても数万円レベルだった。現状定価を大幅に超えるプレ値ということもあってか金額だけみると値上げの影響は感じられない。

ただ、現行新品については、異常な為替の乱高下によってロレックスの市場価格も大きく乱高下した2024年がそうだったように、再びトランプ政権時代が始まるこの20日以降からの為替市場がどなるのか先行き不透明な状況は続く。その不安定さを考えると2025年は、昨年以上に中古に対する注目度が高まるのかもしれない。

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