光発電エコ・ドライブやスーパーチタニウム、デュラテクトといった独自の技術を融合し、機能性の高いモデルを展開するシチズン。ここでは、そのなかでも特に人気の高いシリーズエイト、プロマスター、アテッサの3ブランドから、それぞれ売れ筋ベスト5をご紹介。
人気の理由として、前述した独自技術や利便性の高い機能を盛り込んだモデルを多く展開していることが挙げられる。アテッサのほとんどに装備される“ダイレクトフライト”は世界26都市(モデルによっては39)の時刻と日付けをわずか2ステップで表示できる優れもので、特にビジネスパーソンから支持されている。
加えて、近年シチズンではスポーティさとエレガントさを融合したデザインで、オンオフ兼用で使えるようなモデルの打ち出しを強めていることも挙げられる。特にアテッサやシリーズエイトでその傾向が顕著に見て取れるのだが、これが現代のニーズに非常にマッチしており、売れ筋の上位はずばりそうしたデザインのモデルなのだ。
ちなみに、2023年にも同様の売れ筋調査を行っているが、何と1位に輝いたモデルが、3ブランドすべて前年と同じという結果になった。つまり各ブランドでアイコンとして確立しているということだろう。
》シリーズエイト(Series8)とは
飾るのではなく削ぎ落とすという“引き算の美意識”をデザインテーマに、シチズンのモノづくりに対する無限の可能性を伝える機械式時計ブランド。シンプルかつモダンなデザインが特徴。
【シリーズエイト:第1位】
CITIZEN Series8(シチズン シリーズエイト)
880メカニカル NB6031-56E
2種耐磁と、時針の単独操作が可能な機械式Cal. 9054を搭載したGMTモデル。黒×青のスタイリッシュな2色ベゼルに、東京の夜景をデザインソースにしたビル群の大きさの異なる四角い窓のイメージと、日本で親しまれてきた市松模様を組み合わせたオリジナルのパターンを施した文字盤のコンビネーションが目を引く。
基礎体力に優れ、GMT機能まで備えた機械式ムーヴメントに加えて、立体的で力強い2体構造のケースやテーパーをかけたブレスレットに複雑な磨き分けを施し、質感を向上させた外装を採用する。しっかりと作り込まれたモデルでありながら、良心的な価格設定は本作の大きな魅力と言える。
》プロマスター(PROMASTER)とは
過酷な環境下にも耐えることができる信頼性と、各専門分野で要求される機能性を併せもつプロフェッショナルウオッチ。プ信頼性と機能性に加え、“想像力”という新しい価値を加えて生まれ変わった人気ブランド。
【プロマスター:第1位】
CITIZEN PROMASTER(シチズン プロマスター)
メカニカルダイバー 200m NB6021-17E
1977年に発売し、海に落ちてフジツボに覆われながらも動き続けていたことから“フジツボダイバー”の通称で愛されたチャレンジダイバーのデザインを継承し、現代的にアップデートした強化耐磁仕様ムーヴメント搭載の機械式ダイバーズウオッチ。2022年の登場以来、同ブランドを代表するモデルとして高い人気を誇っている。
ISO規格をクリアした本格派であり、ダイバーズウオッチの王道とも言える、ツール感満載のデザインが男心をくすぐる。優れた性能もさることながら、ケースにはシチズン自慢のスーパーチタニウムを採用し、重量をわずか75gに留めており、軽やかな着け心地も人気の理由だ。
》アテッサ(ATTESA)とは
シチズンの技術を象徴するスーパーチタニウムウオッチで、民間月面探査プログラム“HAKUTO-R”に採用される時計を生み出すブランド。強く軽く、洗練されたデザインと高い機能性で幅広い人気を博す。
【アテッサ:第1位】
CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)
ACT Line/ブラックチタンシリーズ CC4055-65E
多様化するビジネススタイルに合わせ、スーツとカジュアル両方のスタイルで使えるデザインが追求されたアテッサのフラッグシップモデル。光沢のあるサファイアベゼルを採用し、全体をワントーンで統一したクールな意匠が人気を博している。ケースとブレスレットは、ブラック色のスーパーチタニウム製だ。
文字盤を構成する各パーツには、質感や色味が異なるブラックを使っており、ワントーンでまとめつつも優れた視認性を両立。カジュアルな印象の強いオールブラック仕様だが、スタイリッシュなフェイスに仕上げることでスーツスタイルにマッチしやすくしており、汎用性の高い1本だ。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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