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【“小ぶりブーム”を振り返り】38mmなど、腕になじむ2024年発売モデル3選

ここ数年、時計市場には新たな風が吹いている。かつて一世を風靡したデカ厚時計のブームは根強い人気を誇るものの、最近では38mm以下の小振りな新作が次々と登場している。デカ厚時計がもつインパクトや力強さに代わり、ミニマルでユニセックスなデザインが男女問わず幅広い層に支持されている。この記事では2024年に発表された38mm以下の小振りなモデルを紹介する。

■レイモンド ウェイル ミレジム35mm

レイモンド ウェイル ミレジム35mm

2023年のジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ(GPHG)でチャレンジウォッチ部門を受賞したミレジムの新作として小径モデル(直径35mm)が登場した。1930年代に流行したアール・デコ様式のセクターダイアルをモダンに再解釈したデザインが特徴的。時・分・秒の目盛りを異なるトラックで表示する伝統的なデザインを基に、シャープな針や外に向かって傾斜する立体感のある文字盤を採用。中央からアワートラック、ミニッツトラックに向けて異なる高さや模様を施し、奥行きを感じさせる。

ケースは小振りな35mmで、厚さ9.18mmの薄型で日常使いに適している。仕上げにはヘアラインとポリッシュのコントラストによりケースの立体感を強調するなど細かな仕上げにもこだわりが見える。ボックス型にサファイアクリスタルを加工することでヴィンテージ感のあるプラスチック風防を再現した。文字盤、ケース、風防などあらゆるパーツからヴィンテージな世界観が楽しめる逸品。なお、販売価格は30万8000円となる。

■カーキ フィールド MURPH 38MM

カーキ フィールド MURPH 38MM

2014年の映画”インターステラー”で主人公マーフが着用したカスタムメイドの時計として登場したカーキ フィールド マーフは、映画の公開から5年後の2019年に商品化された。たちまち人気モデルとなり、元々42mmモデルとして発表されたが、2022年には38mmの小径モデルが登場。ファンからの要望に応えた小径モデルはさらに注目を集めた。

2024年には38mmモデルに新たな2つのバリエーションが加わった。ひとつは爽やかな白文字盤とブラックのレザーベルトが特徴で、光と闇のコントラストが宇宙空間を連想させるデザインだ。もうひとつは、オリジナルの黒文字盤にステンレススチール製ブレスレットを組み合わせ、耐久性と汎用性を向上させたモデルだ。いずれも使いやすいステンレススチール製38mmケースに、80時間のパワーリザーブを誇る。カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活躍する相棒的存在になる。販売価格は白文字盤が13万6400円、黒文字盤が14万8500円だ。

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