購入しやすい手頃な価格帯ながら、価格以上の完成度と満足感を備えたエントリーモデルが揃う激戦区。コストパフォーマンス抜群の人気モデルを一気に紹介していく。
近年、円安の影響などもあって全体的に価格が上昇傾向にある時計界。ユーザーにとって悩ましい状況が続いているのは確かだが、それでもカジュアルウオッチ市場をじっくり探索すれば、1万円台までの予算でも魅力的な時計を手にいれることができる。少し頑張って3万円台や5万円台のモデルを手に入れるのも良いが、1万円前後の予算で気に入ったモデルを複数手に入れて、気分に合わせて着け替えるというのもカジュアルウオッチの醍醐味と言えるだろう。
この記事では、全国の有力時計ショップへアンケート取材を実施し、その結果を基にして売れ筋モデルを選出しているのだが、やはり、この価格帯ではG-SHOCK(ジーショック)が強い。八角形ベゼルと薄型ケースを採用した定番の2100シリーズを筆頭に4モデルがベスト10にランクインしている。
また、1980年代のデジタルウオッチを復刻したモデルが存在感を増している点にも注目したい。40代以上のユーザーにとっては懐かしい感覚、Z世代の若者にとっては新鮮な感覚で楽しめるのが人気を集めているポイントになっており、今後もデジタルウオッチの復刻モデルは数を増やしていきそうだ。では、価格以上の満足感を実現した、コストパフォーマンスに優れたモデルを一挙に紹介していこう。
》予算1万円台:第1位
G-SHOCK(ジーショック)
2100シリーズGA-2100-1A1JF
初代モデルのコンセプトを受け継ぎながら、薄型化を実現したデジタルとアナログのコンビネーションモデル。いわゆるカシオークと呼ばれる八角形モデルで、デジアナのコンビネーションが大人っぽい雰囲気を漂わせている。
カーボン繊維入りファインレジンを外装に使用しているため、ブラックベースのカラーリングにより落ち着いたマットな質感が強調されている。液晶部分がブラックアウトになっている点も渋い。
【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925
》予算1万円台:第2位
TIMEX(タイメックス)
アイアンマン8ラップ OG
1986年に発売され、初年度に40万本のセールスを記録し“スポーツウオッチの金字塔”と称される名作の復刻版。オリジナルモデルの設計者が監修し忠実に再現されており、誤操作を防ぐためにフロントに設けられたボタンなど、オリジナルモデルのディテールを忠実に再現。レトロなデザインが唯一無二の魅力を感じさせる。
デザインを忠実に再現しつつ、 当時はなかった文字盤全面発光機能“インディグロ ナイトライト”を追加し利便性を向上。夜のランニングでも活躍してくれる。ストレスなく着けられるコンパクトなサイズ感も魅力。
【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL.03-5815-3277
》予算1万円台:第3位
CASIO CLASSIC(カシオクラシック)
A158WEA-1JF
高いデザイン性、機能性を備えつつ、手に取りやすい価格帯でコストパフォーマンスに優れたモデルを展開するカシオクラシック。そのなかでも、プレミアムシリーズは70年代~80年代のレトロデザインを思わせるフルメタルタイプのデザインが人気を集めている。質感の高いマットなメタルの仕上がりが魅力的だ。グレーのナイロンベルトが付属するのも人気のポイント。
【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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