ウオッチライフニュースの兄弟メディアである時計専門誌の“TIMEGear(タイムギア)”最新43号(2024年10月末発売号)で実施した、欲しい時計ランキングTOP10。読者アンケートに基づいた人気モデルのランキングから、多くの票を集めた時計をランキング形式で紹介する。
近年の人気傾向として、やはり高い品質とコストパフォーマンスを両立する国産ブランドが挙げられる。今回も上位5位までをすべて国産系が占めており、その支持の高さがわかる。とりわけ票を集めているのは、カジュアルウオッチとしては高価格帯に該当する10〜30万円台の国産ブランドの人気モデルだ。なかでも1位と3位のモデルは30万円オーバーで、高級時計と遜色ない美観と機能を両立している。
【欲しい時計:第1位】
CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)
ACT Line ブラックチタンシリーズ CC4055-65E
ブラックで統一したスタイリッシュなデザインと充実の機能性を併せもつアテッサのフラッグシップモデルが第1位に輝いた。衛星電波を受信して位置情報を取得するほか、クロノグラフ( 24時間計) やパーペチュアルカレンダー、デュアルタイム機能やワールドタイム機能を備えている。スーツスタイルとカジュアルの両方で使えるデザインも魅力の“ACT Line”のなかでも、高い支持を集め続けている大人気モデルだ。
エコ・ドライブGPS衛星電波時計の最上位ムーヴメントを搭載し、時刻合わせや定期的な電池交換が不要なことに加え、軽量かつ堅牢なチタン外装、ワールドタイム機能などの実用性が抜きん出ている。さらに目を引くのは、ブラックトーンで統一されたソリッドで力強いデザイン。シチズン独自のスーパーチタニウム製ケースでありながらベゼルにはなめらかな光沢を放つサファイアガラスを使用し、美観と高級感を高めている。スーツに合わせても袖口で邪魔にならないスマートなデザインのため、ビジネスウオッチに最適の1本だと言えるだろう。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
【欲しい時計:第2位】
SEIKO PRESAGE(セイコー プレザージュ)
クラシックシリーズ SARX121
日本人の暮らしを彩ってきた、機能性と美しさを併せもった数々の工芸品に込められた感性を表現したという注目の新シリーズから“SARX121”が第2位にランクイン。日本の伝統的な工芸品や衣服など日常を彩るものに用いられた色彩や素材、質感などの“用の美”に着想を得た特別な文字盤が最大の特徴。文字盤全面に繊細な型打ち模様が施され、控えめな“日本の美”を表現している。
繊維そのものの色である本モデル“素色(しろいろ)”に加え、江戸時代に流行した日本の伝統色で深みのある緑褐色の“仙斎茶(せんさいちゃ)”や、淡い柿色の“洗柿(あらいがき)”モデルなどもラインナップされている。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
【欲しい時計:第3位】
SEIKO PROSPEX(セイコー プロスペックス)
スピードタイマー メカニカルクロノグラフ
第3位は1972年に発売されたセイコーのクロノグラフをデザインソースとした、機械式スピードタイマー。ホワイトシルバーとブルーグレーのツートンでスタイリッシュな“パンダ文字盤”デザインに加え、クロノグラフは針飛びが起こりにくい垂直クラッチ式を採用するなど、計測における信頼性も兼ね備えている。
立体的なアプライドインデックスや傾斜をつけたタキメーターなど、視認性へのこだわりが垣間見える。さらにオリジナル版の特徴を受け継いだ、先端がオレンジ色のクロノグラフ針がアクセントになっている。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
10〜30万円台の時計が並んだ3位までに対して、4位以降はハミルトンのカーキ フィールドを除くすべてのモデルが10万円アンダー。GーSHOCKやタイメックスのロングセラーシリーズを筆頭に、お手頃価格の良質時計が名を連ねる結果となった。
【欲しい時計:第4位】
CASIO(カシオ)
G-SHOCK GA-B2100-1AJF
“GA- 2100”の象徴的な八角形フォルムはそのままに、スマートフォンリンクとタフソーラーを搭載した人気モデル。高機能化とタフネス構造を実現しつつ、従来モデルのサイズ感をキープしつつ薄型に。現代の情報社会に合わせて多彩な機能が詰め込まれており、不朽のロングセラー、G-SHOCKを代表する一作だ。
【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925
第5位以降は次ページにまとめて掲載しているため、気になる方は合わせてチェックしてみてほしい。
文◎市村信太郎(編集部)
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