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【ローリング・ストーンズ × ジャケ・ドロー】伝説的なアルバム“『Some Girls』のジャケット”に捧げられたユニークピース

1721年生まれのピエール-ジャケ・ドローを起源とするスイスの名門時計ブランド“ジャケ・ドロー”は、ロックの歴史における象徴“ローリング・ストーンズ”のアルバム『Some Girls』をモチーフにしたユニークピース“ローリング・ストーンズ・オートマトン – Some Girls”を発表した。

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【画像】ミニチュアサイズのギターやドラム、文字盤の造形をじっくり見る

発表された1978年当時の社会通念の許容範囲に収まるよう大幅な修正を迫られたという、ローリング・ストーンズのアルバム『Some Girls』。この45年以上前に発表されたアルバムのジャケットは、初めはメイクを施して女装したストーンズが描かれていたそうだが、保守派の人々によってお蔵入りに、初版時はブリジット・バルドーやマリリン・モンローなど20世紀を代表する美女とストーンズを組み合わせたデザインが採用されている。

しかし、ストーンズは肖像権侵害で裁判を起こされ次々に敗訴。再びジャケットのつくり直しを余儀なくされると、究極のジョークとして女性のメイクを施したメンバーだけを起用し、元の女性の顔の部分を切り抜いて嵌め込んだデザインへと変更するも、やはり良識ある社会に対する侮辱と受け止められ、大きな批判を受けたという。

そんな伝説を持つアルバムと紆余曲折を経たそのグラフィックアートにオマージュが捧げられた本作は、今後量産を止めることが決定されたジャケ・ドローの“フィロソフィー・オブ・ユニーク”を踏まえ、完全に手作業でつくられたユニークピースだ。

文字盤上には、『Some Girls』のスピリットを踏まえ、ユニークなグラフィック処理が施されたミック・ジャガーの顔と、ポリッシュ仕上げが施された2本のゴールド製針をレイアウト。ストーンズ本来の居場所であるステージを模した中央の円には、ロン・ウッドとキース・リチャーズのギター、チャーリー・ワッツの最小限のドラムセット、ミック・ジャガーのマイクとハーモニカといったストーンズの楽器が、すべてミニチュアの彫刻で再現された。

『Some Girls』発売当時の33回転レコード盤を模した細かい溝が刻まれた第3の円は、オートマタ機構によって動き、3時位置のリューズのプッシュボタンを押すだけでレコードが30秒かけて1回転する仕様となっている。回転している間は、9時位置のストーンズを象徴するベロマークが上下に揺れ動き、そのすぐ上のレコードのアーム部分は上下してパワーリザーブを示している。なお、オートマタのパワーリザーブは4分間で、連続8回転の動きを可能としている。

4時位置にデザインされたグループの最近の姿には、途切れることなく62年間も活動した稀にみる長寿ロックバンドへの賛辞と、唯一故人となった創始者チャーリー・ワッツを偲ぶ、ジャケ・ドローの想いが込められているという。

きわめて挑戦的な精神を旨とするジャケ・ドローが、紆余曲折を経たグラフィックアートにオマージュを捧げた本作は、従来の時計の慣習を打ち破る唯一無二の腕時計だ。

【問い合わせ先】
ジャケ・ドロー ブティック銀座
TEL.03-6254-7288

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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