2022年12月に発表された「ROLEX CERTIFIED PRE-OWNED(ロレックス認定中古時計)プログラム」(略称RCPO)。ロレックスの正規店である高級宝飾時計店“ブヘラ”を軸に海外ではすでにサービスが開始されているが、古くから2次流通市場がしっかりと根付いている日本市場ではまず無理なのでは、と筆者自身は思っていた。
それが今月2日表参道にオープンした“ロレックス ブティック 表参道”では新品に加えて認定中古も販売されると聞いて正直なところ驚いた。しかも何と買取サービスも実施するという。
そこで表参道店の公式サイトを確認したところ、確かに認定中古品がすでに掲載されている。1990年以降のオイスターパーペチュアル、デイトジャスト、そしてデイデイトなどスポーツ系以外の17点が掲載されているものの、価格表示はない。
そこで直接電話で問い合わせをしてみたところ、認定中古の販売開始は18日(月)からで、その時点では店頭に46本の在庫を用意しているとのこと。加えてそれ以降はWEBサイトにも価格が表示されるということだった。なおスポーツ系モデルもあるのかを聞いてみたがそれについては答えてくれなかった。ちなみに来店は事前予約制とのことなのでネットから申し込みを。
さて、注目されるのはその売価である。やはりいくら正規店とはいえ新品は定価、中古はプレ値ということになるのだろうが。。。
来週は、この点について並行輸入店側はどうみているのかを聞いてみたいと思う。
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