シチズンが展開するウオッチブランド“CAMPANOLA(カンパノラ)”から、漆を使用した文字盤が特徴の“宙鏡(そらかがみ)”3モデルが11月8日より順次発売する。
カンパノラは2000年に登場し、腕時計を時刻を知るツールとしてだけでなく、“雄大な宙(そら)に想いを馳せ、今という時を愉しむ。”というテーマのもと、シチズンの先進技術を駆使するとともに、独創的な世界観のモデルを発表してきた。デザインにはサークル状の五徳リングやパーツを組み合わせた多重構造により、立体感のあるデザインが特徴的だ。
新モデルは両手ですくった水に映る星空を見て、星と星との出会いを人の営みに重ねて想う平安時代の詩から着想を得た。文字盤はモデルごとに異なる漆仕立てで、星空の情景を絵画のように表現した。
“「宙鏡」限定モデル メカニカル(NZ0000-58L)”の文字盤は会津漆の伝統工芸士、儀同哲夫(ぎどうてつお)氏によって手掛けられた。漆にプラチナ粉を蒔いて研ぎ出すことで、星雲のゆらめきを表現し、文字盤を流れる螺鈿や蒔絵で銀河のきらめきを描いている。
心臓部にはラ・ジュー・ペレ(La Joux-Perret SA、スイス)社の機械式ムーヴメントを搭載しており、シースルー仕様になった裏ブタから、スイス製機械式ムーヴメントならではの精緻な動きを鑑賞することができる。販売価格は132万円。
また、“「宙鏡」グランドコンプリケーション”は、銀河の輝きを漆塗りと螺鈿で文字盤に表現し、まるで鏡に星空が映りこんだような美しさに仕上げられている。12時位置にムーンフェイズ機構を配置したほか、永久カレンダー、デイデイト表示、ムーンフェイズ機構を備える。永久カレンダーは2100年2月28日までの月末の日付修正が不要。このほか、暗闇の中でも時刻が分かるように、音で時を知らせてくれるミニッツリピーターを搭載している。販売価格は49万5000円。
さらに、エコ・ドライブを搭載した“「宙鏡」エコ・ドライブ”の文字盤は漆塗りと電気鋳造で仕上げており、壮大な宇宙の風景を表現した。6時位置のサブダイヤルには金属粉を混ぜて星が瞬く様を表している。ムーンフェイズ機構はグランドコンプリケーションモデルとは異なり、リアルな月を版を8回重ねることで描いた。販売価格は38万5000円。
【画像】星空を表現した漆塗り文字盤が美しい!新作3モデルを比較
新作の発売を記念して、六本木ヒルズ大屋根プラザでは11月8日から11月10日までの3日間、カンパノラの世界観を体験できるイベント“CAMPANOLA Romantic Moment with J-WAVE”を開催する。イベントでは新作モデルの展示、試着のほか、オリジナルカクテルの提供もおこなわれる。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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