アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
チューダー オイスターデイトクロノグラフ
“モンテカルロ”ト
1971年に登場したチューダークロノグラフの第2世代7100シリーズは、カジノのルーレット盤を想起させる独創的な文字盤から“モンテカルロ”の愛称で知られている。
バルジュー製のCal.7734に代わり、手巻きのバルジュー234を搭載。振動数が従来の毎時1万8000振動から2万1600振動に高まったほか、より洗練されたクロノグラフ機構を搭載し、正確性が向上。メンテナンスさえ欠かさなければいまも実用できるクロノグラフモデルだ。
この7100シリーズ、3種類のモデル(Ref.7149/0、7159/0、7169/0)で構成されるが、今回紹介するのは500ユニットのタキメーター目盛り入りプレキシガラス製ベゼルを特徴とするRef.7149/0である。チューダークロノグラフはその後、自動巻きモデルにスイッチし、7100シリーズは77年までカタログに掲載された。
文◎LowBEAT編集部
画像◎サテンドール