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【スイス、日本だけじゃない!】10万円未満&10万円台の高品質ウオッチを数多く展開!価格破壊ブランド3選

値上がりが止まらない近年の時計業界。とりわけ時計産業の本場・スイスの時計は高いクオリティが魅力ではあるものの、本格機械式時計においてはもはや手が届かない存在になりつつあるのが現状だ。対してここ日本で生産される国産時計は、コストパフォーマンスの面でスイス製に勝るとも劣らない時計作りを続けており、国際的にも注目を集めている。

日本人としては、やはりスイス時計と国産時計に注目してしまいがちだが、世界に目を広げると、“価格破壊”とでも言うべき低価格で高品質な時計を生み出している気鋭メーカーも存在する。

そこでこの記事では、イタリア、フランス、ドイツより厳選したそんな“価格破壊時計ブランド”をクローズアップ。数万円台〜10万円台までの価格帯を中心に、多彩なコレクションを展開する3ブランドを紹介する。

【画像】イタリア、フランス、ドイツより厳選!10万円台までの“価格破壊時計ブランド”3選


【10万円台までの“価格破壊時計ブランド”①】

SPINNAKER(スピニカー)

“カジュアルシティ ダイバー”のジャンルを掲げ、ヴィンテージ風デザインのダイバーズウオッチを多く製作しているイタリア発の時計ブランド。2019年10月に日本上陸を果たし、腕時計トレンドを総取りしたようなポテンシャルを高く評価され、多方面から人気を集めている。

ほかのブランドのヴィンテージダイバーモデルは10万円以上という価格のものがほとんどのなか、数万円台というリーズナブルな価格で楽しめる自動巻きダイバーズを多くラインナップしているのが大きなポイントとなっている。

<ピックアップモデル/SPINNAKER(スピニカー)>

デュマ ジーエムティー オートマティック(DUMAS GMT AUTOMATIC)

■Ref.SP-5119-11。SS(44mm径)。300m防水。自動巻き(Cal.NH34)。7万2600円

70年代にインスパイアを受けたヴィンテージテイストがあふれるデザインが人気の“デュマ ジーエムティー オートマティック”コレクションに、2024年8月に加わった“ハーバーグレー”モデル。

エッジの効いたオクタゴンケースに、双方向に回転させ、第3の時間帯を把握できるグレーとブラックのツートンに仕上げの24時間表記ベゼル。サファイアガラス風防に30気圧防水と高級時計顔負けのスペックを備えながら、7万円台という価格はまさに“価格破壊”と言えるだろう。

ムーヴメントにはセイコー製の“NH34”自動巻きキャリバーを搭載しており、シースルー仕様の裏ブタから眺められる。ブラックのラバースペアベルトも付属するため、よりスポーティな雰囲気を楽しむこともできる。

【画像】ブラック×イエローのラバーベルトでスポーティに!
付属ベルトも見る

 

【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL:03-5815-3277


【10万円台までの“価格破壊時計ブランド”②】

BALTIC(バルチック)

機械式時計黄金期とされる1940~60年代のデザインをうまく取り入れ、リーズナブルな価格帯で展開しているフランス発の時計ブランド。いわゆるマイクロブランド(数百個単位で商品を製造し、BtoCで個性的な時計を販売する小規模の独立系時計ブランド)としての成功例であり、バルチックに続きたいという後進ブランドも多い。

同ブランドは10万円台のコレクションを中心に展開しているが、デザインの個性や仕上げの美しさのクオリティが高く、目利きの時計ファンから注目を集めている。

<ピックアップモデル/BALTIC(バルチック)>
プリズミック(PRISMIC)

■Ref.BL-Prismic-Grayblue-Mesh。SS×TI(36mm径)。3気圧防水。手巻き(Cal.ETA Peseux 7001)。19万8000円

カクテルウオッチの美学からインスピレーションを得たデザインが特徴のコレクション。現代のドレスウオッチの解釈を体現したという文字盤に加え、ステンレススチールとグレード5チタンを組み合わせたケースで同ブランド史上最も薄く仕上げられている。

ブラッシングされたセクターで中央のギョーシェ彫りを囲み、6時位置にグレイン仕上げのインダイアルを配置した文字盤には確かな高級感が感じられる。異なる素材を組み合わせたケース構造や、着用時に隙間ができにくい設計のメッシュブレスにも要注目だ。

心臓部にはプゾー社の傑作手巻きキャリバー、7001を搭載。手巻き時計のエントリーモデルにも最適の1本だろう。

【画像】価格以上の上質感がすごい!文字盤、外装を拡大してもっと見る

 

【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321


【10万円台までの“価格破壊時計ブランド”③】

ZEPPELIN(ツェッペリン)

 

1900年にドイツのフェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵が開発した硬式飛行船“ツェッペリン号”にオマージュを捧げた時計コレクションを展開するドイツ発の時計ブランド。

緻密でクラシカルなデザインとドイツらしいクオリティ第一主義が融合し、価格以上の高級感あふれるシリーズを多く生み出している。数万円のクォーツモデルからワンランク上の本格機械式モデルまで、幅広いラインナップも魅力の実力派ブランドだ。

<ピックアップモデル/ZEPPELIN(ツェッペリン)>
100周年記念シリーズ(Special Edition 100 Years Zeppelin)
日本限定クロノグラフモデル

■Ref.8892-1R。SS(43mm径)。日常生活防水。クォーツ。6万9300円

同ブランドのベストセラー“100周年記念シリーズ 日本限定クロノグラフモデル”に、2024年10月4日より加わった最新作。

クラシックなアイボリー文字盤に奥深いレッドカラーのカーフレザーをセット。2時位置に秒針、6時位置に12時間計、10時位置に30分計のインダイアルを備え、ベゼルにタキメーター、文字盤内にテレメーターを備えたクロノグラフで、クラシックなテイストの中に精悍さが宿っている。

3カウンターのクロノグラフでありながらインダイアルがコンパクトにまとまっており、スーツやジャケットと合わせたフォーマルな装いにもマッチする一作だ。

 

【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL:03-5815-3277

 

文◎市村信太郎(編集部)

 

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