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【“角金”って何?】80〜90年代に人気を集めた、枯れた味わいが魅力のアンティーク時計

[グリュエン/カーベックス エクストラロング]

角金を代表するブランドがグリュエンだ。同社のカーベックスは、手首に沿うようにケースを湾曲させたユニークなモデルで、この個体はそのなかでも“エクストラロング”と呼ばれるレアモデル。ケースはラグ先端との直線距離でなんと51mmもある。搭載されているCal.330はカーベックス用に開発されたグリュエンのオリジナルキャリバーで、大量生産を前提とした組み立てやすい構造でありながら、高精度を両立させた優れたムーヴメントだ。湾曲したケースに合わせてムーヴメントもカーブさせており、当時のグリュエンの技術力が高かったことを示している。

【商品詳細】K14YG(38.5×22mmサイズ)。手巻き(Cal.330)。1930年代製。28万円。取り扱い店/キュリオスキュリオ
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[ハミルトン/フーデッド レクタンギュラー] 

ベルトの付け根部分を覆う形のデザインが特徴的なフーデッドモデルで、14金ホワイトゴールドのトーンが上品さを感じさせる。ビッグアラビックインデックスにはダイヤモンドをあしらっており、当時としてはかなり高級なモデルだったはずだ。搭載されているCal.980は、後のハミルトンを代表するCal.982に連なるムーヴメント。17石のシンプルな設計だが、それだけにメンテナンス性が高いし、いまでもパーツが手に入りやすく安心して使うことができる。この豪華な仕様で20万円を切る価格はかなり魅力的だ。

【商品詳細】K14WG(21×42mmサイズ)。手巻き(Cal.980)。1940年代製。19万8000円。取り扱い店/プライベートアイズ
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【商品詳細】ハミルトン。K10YG(22.5mmサイズ)。手巻き(Cal.770)。11万円。取り扱い店/セコンド

【商品詳細】グリュエン。K10YGF(22.5mmサイズ)。手巻き(Cal.440)。1940年代製。24万8600円。取り扱い店/セコンド

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文◎巽 英俊

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