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【アンティーク初心者にもおすすめ】10万円台から狙える、オメガ 30mmキャリバー

精度の高さで他の追随を許さなかった1940年代のオメガは、1946年のキュー・テディントン天文台コンクールで、当時の史上最高得点を叩き出した。そのときに出品されたムーヴメントが、伝説の30mmキャリバーだ。

写真◎プライベートアイズ

その名が示すように、当時の規定サイズ最大値だった直径30mmのムーヴメントで、他社もほぼこの同じサイズで出品していたが、オメガの秀逸さはトップクラス。メンテナンス性・安定性の高いシンプルな設計でありつつ、その技法は教科書どおりの理にかなったもので、オメガを代表するムーヴメントとして、ロングセラーとなった。
30mmキャリバーには様々な派生が存在するが、上位機種となるとしっかりクロノメーター認証を受けていた。ブリッジや地板、歯車はきれいに鏡面仕上げと面取りが施されており、カッパーメッキのトーンも美しい。
加えて30mmキャリバーは市場流通数も比較的多く、耐久性の高さも相まって、いまでも良質な個体を探しやすい。安心して使えるうえに価格もこなれているモデルだけに、アンティーク初心者にも自信をもっておすすめできる。

 

次ページでは、そんな30mmキャリバーを搭載したモデルを紹介する。

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