アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
ブライトリング
ナビタイマー 3rdモデル
ブライトリングを象徴するモデルであり、航空時計の金字塔として現在も受け継がれるナビタイマー。その誕生は1952年までさかのぼる。
最大の特徴は、当時のパイロットに不可欠だったツール“回転計算尺”を時計の回転ベゼルに組み込んだ点にある。同社ではすでに42年に回転計算尺を備えたクロノマットを展開していたが、ナビタイマーはその発展形であり、言わば身に着けて使用できるフライトコンピューターだったのだ。
搭載しているのは、当時のブライトリングが好んで採用していたヴィーナス社製のクロノグラフムーヴメントのCal.178(一部バルジュー社製も搭載した)。
今回取り上げている個体は3rdモデルに分類されているもので、文字盤ロゴの変更やベゼルの形状に改良が加えられている。
文◎堀内大輔(編集部)
画像協力◎セコンド