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【編集部注目のアンティーク時計】ロレックス GMTマスター Ref.1675

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ロレックス
GMTマスター Ref.1675【ダブルSWISS×アンダーバー】

“ダブルSWISS×アンダーライン”という希少なディテールをもち、エイジングも魅力的なロレックスのGMTマスターのRef.1675。

【商品詳細】SS(40mm径)。自動巻き(Cal.1560)。1963年頃製。797万5000円。取り扱い店/コミット銀座

ここで改めてこの二つのレアディテールについて簡単に解説しよう。

まずは“ダブルSWISS”から。6時のインデックス下に白字で“SWISS”表記が入っているのが見えるだろう。


注目してもらいたいのは、このさらに下。もうひとつの“SWISS”表記が入っているのがおわかりになるだろうか。なぜ表記が二つ入っているのか理由は明白ではないが、GMTマスターのほかデイトナなどでも確認されており、限られた年代の一部の個体にしか見られない希少な文字盤仕様だ。

もうひとつの“アンダーライン”は、6時のバーインデックスの上に見える横棒“ー”のことで、夜光にトリチウムを採用した初期個体で、放射性物質が規定の基準以下であることを示すために入れられたものといわれている。こちらもダブルSWISS同様に限られた年代の一部の個体にしか見られず、愛好家から人気のあるレアディテールとなっている。

レア度もさることながら、ベゼルの褪色具合、艶感を残したミラーダイアルと全体の雰囲気も非常に良く、コレクター垂涎の1本と言えるのではないか。

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文◎堀内大輔(編集部)
画像協力◎コミット銀座

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