kennsen_top1

小スライド 日本未上陸ブランド

スイス製で特許取得【“年次カレンダー”クロノグラフ】スイスの日本未上陸ブランド“Kennsen(ケンセン)”に注目

Kennsen(ケンセン)は、スイスのビール / ビエンヌを拠点とする日本未上陸の独立系マイクロウォッチブランドだ。同社は紙と鉛筆からデザインを作り始めるような昔ながらのコンセプトと手法にこだわり、共同設立者のデイヴィッド・レアと彼のチームは、芸術と時計科学への興味をもつユーザーのために、永続的で高品質なスイス製時計を生み出している。

kenssen_history

とはいえ、現代的な手法を排除いたわではない。コンセプトが固まると 2Dおよび3DのCAD設計、プロトタイプが製造され、必要に応じて特許取得も取得している。 最終的な製造と組み立ては、ジュラ山脈の南端に位置するジュー渓谷の工房で行われるそうだ。


compaxKennsen(ケンセン)
バイ・コンパックス クロノグラフ

最初に紹介する バイ・コンパックス クロノグラフは、アンティークの二つ目クロノグラフを彷彿とさせる時代を超越したエレガンスと、控えめな機械的芸術性を備えた時計。 スイスのデレモンで手作業で仕上げられたポリッシュとブラッシュの3層構造のケースは、直径42mm、厚さ13.4mmのステンレススチール製だ。

compax_caseback

3層のガルバニック処理をした文字盤はマット仕上げ。 隆起したサンレイ文字盤に、ブラッシュ仕上げの円形サブダイヤルとチャプターリングがレイアウトされ、無反射加工をほどこしたドーム形サファイアクリスタル風防によりクリアな視認性が確保されている。

ムーヴメントはETAをベースにしたスイス製の自動巻きムーヴメントCal. KV772を搭載しており、シースルーバックから造形と駆動を鑑賞できる。 ブラックとタンのクイックチェンジレザーベルト2本が付属し、販売価格は 3230スイスフラン(約54万2千円)だ。

【画像】3層構造に仕上げた“バイ・コンパックス”文字盤をもっと見る


anual

Kennsen(ケンセン)
アニュアルカレンダー・クロノグラフ

次に紹介するアニュアルカレンダー・クロノグラフは、年次カレンダーとクロノグラフを組み合わせたコンプリケーションモデルだ。30日の月と31日の月を自動で区別することができ、1年に1度、2月末に以外は、調整する必要がない。

2月末に必要な1回の年次修正をリューズで行えるほか、日付け設定を支援するデイ/ナイトディスプレイ(午前は白、午後は黒で昼夜を表示)などの自社開発の特許が取得されているのも特徴だ。

バイ・コンパックス クロノグラフと同じく、スイスのデレモンで手作業で仕上げられたポリッシュとブラッシュの3層構造のステンレススチールケースを採用。ケースサイズは直径42mm、厚さ13.4mm。ガルバニックプレート文字盤はマット仕上げをベースに、サブダイアルはサンレイ、テレメータースケールはブラッシュ仕上げの3層構造。立体的な造形をもつ針はガルバニック・ロジウム処理を施してブラックポリッシュ仕上げを施し、控えめながらも高級感と存在感を主張する。

anual_case

12時位置に30分積算計とデイ/ナイトディスプレイ(午前は白、午後は黒となる)、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを配置。スモールセコンドのすぐ右に月表示、3時位置に日付け表示を備える。反射防止加工を施したドーム形サファイアクリスタル風防を装備して5気圧防水。 ムーヴメントは二つの特許取得した、自動巻きのCal. KV775C を搭載。 日付けと月表示はリューズで調整可能で、毎年2月末に必要な1年単位の修正を簡単に行える。

【画像】特許取得のムーヴメントや装着時のサイズ感をもっと見る

文字盤はブラックとシャンパンの2種類から選択可能で、ブラックとタンのクイックチェンジ・レザーベルトが2本付属。販売価格は4520スイスフラン(約75万9000円)だ。

 

》Kennsen(ケンセン)
公式サイト
https://www.kennsen.com


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

次のページへ >

-小スライド, 日本未上陸ブランド
-,

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com