スイス・ルツェルン生まれの伝統を持つ高級時計ブランド“カール F.ブヘラ”は、オンリーワンの時計を製作するカスタムサービス“CFBマスターラボ”を日本でも本格的にスタート。日本第1号のモデルとなる“ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル 日本橋三越特別限定モデル”を発表した。
【画像】日本初のユニークピース、チョコレート色の文字盤を拡大してみる
日本で初めてカール F.ブヘラ“CFBマスターラボ”で製作されたモデルとなった日本橋三越特別限定モデルは、ブランド独自のペリフェラル技術によるフローティングトゥールビヨン、伝統的な職人技による美しい装飾、さらに個性的な仕上げを施した文字盤など、すべてにおいて高いクオリティが追及されたオンリーワンの一本だ。
特に印象的なのは、三つの異なるパーツを土台に用いた文字盤で、機械加工によって製作された真鍮製パーツは、その最も広い面をレーザーにより細かい粒子状の質感を与えるグレイン加工を実施。スネイル型パーツには、文字盤を均一に整えるためのマット加工が施された。秒目盛のついたトゥールビヨンリングには、ロジウムメッキによって白い輝きが与えられている。
文字盤表面の形状を仕上げたあとは、5Nゴールドでコーティングして酸化から保護。そこから顔料を何層にもスプレーして、シックなチョコレートブラウンに彩ったのち、11個のバゲットカットのダイヤモンドをセッティングして、時計全体を上品な雰囲気へと高める文字盤が生み出されたという。
自社開発・製造のトゥールビヨンムーヴメント“Cal.CFB T3000”は、ムーヴメント外周を回転することによってゼンマイを巻き上げる“ペリフェラルローター”と、外周部を3か所のボールベアリングで支えてキャリッジを回転させる“トゥールビヨンキャリッジ”という、ペリフェラル技術を応用した二つの機構を装備。まるで浮いているように見えることからフローティングトゥールビヨンと呼ばれるムーヴメントにて駆動する。
さらにこれぞカスタムサービスというハイライトが、ブリッジに手彫りされた2頭のライオンで、左側は日本橋三越本店の本館正面玄関でお客様をお迎えするライオン像、右側にはカール F. ブヘラのホームタウン“ルツェルン”にあるスイスでも人気のある記念碑“瀕死のライオン像”がデザインされた。
どちらもブランドやホームタウンを象徴する大切な存在で、その絵画のような彫刻は時計裏面からすべてを見ること可能。ライオン像というモチーフを通してスイスの伝統的時計ブランドと日本橋から歴史が始まった由緒ある日本の百貨店のつながりも示されたユニークピースとなっている。価格は2398万円。
【問い合わせ先】
スイスプライムブランズ
TEL.03-6226-4650
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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