エンゼルス時代で初のコラボウオッチ登場
エンゼルス移籍後では初であり、3弾目となったコラボウオッチは2019年2月に登場した。ブラックとブルー、ゴールド、レッドを使用していたコラボウオッチはエンゼルスのユニフォームカラーへ様変わり。3、6、9時位置に配置されたサブダイアルにはレッドを使用し、セラミック製ベゼルに記されている都市コードはエンゼルスの本拠地・アナハイムを示す“ANA”の文字とともにUTC-8を表示している。
メジャー入りから背番号が17番になったことに合わせ、本モデルのレファレンスナンバーは“SBXC017”と17入りに。裏ブタのサインにも背番号17が入っているのも見逃せない。
4弾目、5弾目となるセイコー アストロン コレクションモデル
2019年にはもうひとつ、コラボウオッチが登場している。全作よりもアクセントのレッドをよりシンプルにデザイン。ベゼルに記した“ANA”やUTC-8の表示は前モデルと同様になっている。
前モデルと比較してみると、レッドの使用比率が少なく、よりブラックをメインにしていることがわかる。ベゼルはセイコー独自の加工方法である“スーパー ブラックダイヤシールド”を施し、より濃いブラックになっている。
また、これまでのコラボウオッチのイメージを一新するホワイトを文字盤に採用したモデルも2020年に発売された。ホワイト文字盤のエレガントな印象に、ブラックベゼルやリューズがスポーティーさをプラスしている。
【画像】ホワイト文字盤でエレガント×スポーティーな2020年の2作目ウオッチを見る
次回コラボウオッチは2022年以降に
このモデルが発売されてから2021年のシーズンにはコラボウオッチが登場していない。大谷選手・セイコーファンにとって、新作の登場を待ち望む、もどかしい期間だっただろう。
今回は日ハム時代からメジャーデビュー3年目までのコラボウオッチを紹介してきた。大谷選手のファンにとっては懐かしいと感じる日ハム時代のカラーリングから、少し寂しくも感じるエンジェルスカラーのコラボウオッチだったのではないだろうか。
後編では低迷期を乗り越えた大谷選手がメジャー4年目でMVP賞を受賞して以降の輝かしい活躍とともに最新のコラボウオッチまでを追っていきたいと思う。
文◎トレンドライター ゆい