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2年ぶりに調べた。定価との差が最も少ないモデルとは? 価格差トップ14|菊地吉正の【ロレックス通信 No.265】

2022年11月20日にお届けした連載173回の記事「調べました。定価との価格差が最も少ない人気モデルとは?」は、人気主要11モデルについて、いったい国内定価とどれだけ差があるのかを、ランキング形式でその差額が低いモデルから順に紹介するという内容だったのだが、想像以上に多くの反響をいただいた。

あれから約2年。コロナ禍だった前回とはだいぶ状況が違うためちょっと気になって、前回よりも対象モデルを増やして再度調べてみた。そして価格差をランキン形式で並べたところ結果は下のとおりである。なお、前回取り上げたモデルについてはその時の価格差も掲載している。ぜひ比較してご覧いただきたい。

全体をざっと見る限りでは順位はほとんど変わっていないが、価格差については前回の数字と比べるとほとんどがだいぶ縮小していることがわかる。これは、2023年以降4回にわたる価格改定で定価自体が数十万単位で上がったことと、8月に入って円相場が大幅に円高に振れたこともあって急激に実勢価格が下がった。そんなタイミングだったことも大きく影響しているようだ。

ただ驚いたことに、そんな中において唯一、12位のGMTマスター II (青赤ベゼルタイプ)だけは2年前とほとんど変わっていない。その意味ではデイトナ以上に底堅いモデルだと言えるのかもしれない。

ではまずは人気モデルの中で最も定価と実勢価格との差が大きい14位から並べるご覧のとおりである。

<14位>【デイトナ/Ref.126500LN】白
国内定価217万6900円→実勢価格513万円(その差295万3100円)

<13位>【デイトナ/Ref.126500LN】黒
国内定価217万6900円→実勢価格458万円(その差240万3100円) ※前回の差291万9600円

<12位>【GMTマスターII/Ref.126710BLRO】青赤
国内定価156万9700円→実勢価格357万円(その差200万円) ※前回の差191万7300円

<11位>【GMTマスターII/Ref.126710BLNR】黒青
国内定価156万9700円→実勢価格280万円(その差123万円)

<10位>【サブマリーナーデイト グリーン/Ref.126610LV】
国内定価155万5400円→実勢価格252万円(その差96万4600円) ※前回の差141万500円

<9位>【ヨットマスター40/Ref.126622】ロジウム
国内定価173万2500円→実勢価格254万円(その差80万7500円) ※その差93万1400円

なお、これよりも上位となる8位〜1位は、全14モデルの写真とともに下の写真リンクに掲載しているため、そちらでチェックしてほしい。

【1位から14位までのトップ14をチェック!】

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

>>>次ページで【14位から1位の全モデルをチェック】

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