スイスの名門時計ブランド“ロンジン”は、GMT機能を搭載したパイロットウオッチ“ロンジン スピリット Zulu Time”のチタンモデルを発表。販売価格は62万4800円。
ケースとブレスレットに使用している“グレード5チタン”は、軽量かつ頑丈な合金で、細部まで落ち着いた雰囲気と力強い印象を与える。ケースサイズは39mmと小径。24時間目盛りの入った双方向回転のセラミックベゼルはマットな質感とディープポリッシュ加工の2種類のブラックで昼夜を表示している。
また、アンスラサイトカラーの文字盤はサンドブラスト仕上げを施し、6時位置に日付窓、視認性を確保するスーパールミノバを塗布したアプライドインデックスを配置。ゴールドカラーの3針と、マットブラックに先端をレッドに彩ったGMT針を設置しており、腕時計にアクセントを加えている。
GMT機能を搭載した腕時計は、ロンジンの歴史とパイオニア精神に密接に結びついてきた。1908年にはトルコ(当時のオスマン帝国)向けにトルコ時間を西洋時間に変換できる時計を開発し、11年には二つのタイムゾーンを表示する初の懐中時計を開発、特許を申請した。さらに、25年に初めて第2の時間帯を表示する腕時計シリーズを製作。当時の文字盤には“ズールーフラッグ”(飛行士や船員が使用する万国共通の時刻を示すアルファベットのZを意味する)をあしらっており、“ロンジン スピリット Zulu Time”では、このデザインから着想を得ている。
本モデルにも、高性能なGMT機能を搭載。通称“フライヤーGMT”と呼ばれる最新のGMT機能技術で、リューズを引くだけで時針のみを1時間刻みで動かし、スムーズに第2時間帯の設定を行える。また、双方向へ回転する24時間ベゼルを回すことで第3のタイムゾーンを反映。簡単な操作で3タイムゾーンを把握できるのだ。
ムーヴメントにはロンジン独自の“キャリバーL844.4”を搭載し、COSC(スイス公認クロノメーター検定協会)の公式クロノメーター認定を取得している。また、温度変化や磁場の影響を受けにくいとされるシリコン製ヒゲゼンマイなど革新的な部品を採用することで、高い耐磁性を実現した。耐磁性の基準を定めたISO764の基準値を大きく上回るという。このほか、約72時間のロングパワーリザーブ、10気圧防水を備える。
【画像】グレード5チタンの質感が絶妙すぎる… 高性能GMT搭載モデル
【問い合わせ先】
ロンジン
TEL.03-6254-7350
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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