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食わず嫌いしてませんか? エクスプローラー36のコンビモデル|菊地吉正の【ロレックス通信 No.264】

2021年にリニューアル登場を果たしたエクスプローラー。それまでの39mmから2010年以前までの本来のサイズ、36mm径で復活登場となったことで話題を呼んだ。

同時に1953年に誕生以来68年もの間、ステンレススチールモデル1型のみの展開だったところに、何と18金イエローゴールドとステンレススチールとのコンビ仕様(ロレックスではロレゾールと呼ぶ)が登場したこともかなりの驚きだった。

なお、エクスプローラー I とよく昔から呼ばれているが正式には「I」は付かない。エクスプローラー II と区別できてわかりやすことから一般的にこう呼ばれるようになったものだ。

加えて2023年にはステンレスモデルだけにケースサイズが40mmタイプも追加されたことから、現在ではエクスプローラー36と、名称にはモデル名の後にケースサイズが表示されるようになっている。

今回はこのコンビのエクスプロラー36を取り上げたいと思う。

まあ、このコンビモデルが発表されたときは「えっ、どうしたの」と思ってしまったのが正直なところ。ただ、実機を見てみると、これはこれでありなのではないかと思ってしまうほど、雰囲気は悪くない。写真がなくて恐縮だが、実際に着けてみるとさらにそれを痛感する。

やはり、デザイン自体がとてもシンプルなことと、ケースが36mmと小振りな点も大きいのだろう。カジュアルにもビジネス(ゴールドが許されるなら)でも、意外にどんなファッションにも合わせやすい。そのため選択肢としてはありだと感じる。

現在の国内定価は176万2200円。対して並行輸入店での現在の実勢価格は新品で200万円前後、中古だと180万円前後といったところ。ちなみにステンレスモデルは定価103万6200円に対して新品実勢価格は150万円台だ。

エクスプローラー36のコンビについては、存在は知っていても、あまり気にしてないためスルーする人が意外に多いようだが、百聞は一見にしかずである。次回ショップに行った際にはぜひ一度実機をチェックしてみてはいかがだろうか。

【画像】エクスプローラーの写真をもっと見る

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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