1983年にドイツ・ミュンヘンで設立された“クロノスイス”は、90年代を代表する“デルフィス”シリーズに新たなモデルを発表。全モデル、世界で50本限定で販売される。
吸血鬼神話のドラキュラ伯爵の物語からインスピレーションを受けた“デルフィス ドラキュラ”は、7層に塗り重ねた文字盤の濃い赤エナメルが印象的なデザイン。ケースはゴールドを合わせている。販売価格は797万5000円。
また、砂漠をイメージした“デルフィス デューン”は、自然の美しさや静寂さを表現。18Kレッドゴールドの文字盤にハンドギョーシェ彫りを施し、さらに7層のエナメルを塗り重ねた。グレード5チタン製ケースと合わせ、琥珀色との対比が美しいデザインだ。販売価格は415万8000円となっている。
さらに、18Kホワイトゴールド文字盤に曲線を描き、ギョーシェ彫りを施したうえにスカイブルーのグラン・フーエナメルを7層塗り重ね、ブルーの色合いが美しい“デルフィス ホライズン”も登場。グレード5チタン製のケースと合わせ、水平線のような静穏さを表現している。販売価格は415万8000円。
【画像】太平洋をイメージした美しい“デルフィス ホライズン”を見る
いずれのモデルにも施されているギョーシェ彫りはクロノスイスのこだわりのひとつだ。熟練の職人による伝統的な手仕事で、200年以上も機械の使い方についてのマニュアルが存在せず、長年の経験と知識によって継承されてきた。文字盤の中心から放射状に刻まれる模様は繊細な仕上がりになっている。
また、文字盤のエナメルは7層に塗り重ねることで、濃くも透明感のある色合いを作り出す。デルフィスの文字盤は曲面になっているため、塗るのにも高度な技術が必要だという。
このほか、氷河を彷彿とさせる洗練されたデザインの“デルフィス サブゼロ”もラインナップする。文字盤の扇形部分はシルバーに細かな手彫りギョーシェ模様を施し、スモールセコンドのブルー、ステンレススチールケースにブルーのCVDコーティングを施したケースとの対比がまさに芸術作品のようなデザインだ。販売価格は353万1000円。
すべてのモデルに自社開発のキャリバー“C.6004”を搭載。約55時間のパワーリザーブを備える。12時位置にはデジタルジャンピングアワーを配置。10気圧防水性能のほか、秒針停止機能、インカブロック耐震装置を備える。全モデル1本ごとにシリアルナンバーが刻印される。
【画像】まさに芸術品…氷河を彷彿とさせるシルバー×ブルー、ギョーシェ彫りの文字盤
【問い合わせ先】
栄光時計(クロノスイス)
TEL.03-3837-0783
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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