【イタリア老舗ブランド“ペルセオ”】1933年の人気ウオッチ復刻 モデル名は“壊れない”？

【イタリア老舗ブランド“ペルセオ”】1933年の人気ウオッチ復刻　モデル名は“壊れない”？

2024年7月28日

イタリアで鉄道・軍用時計を供給する国家的ブランドとして知られる“ペルセオ”は、1933年に大ヒットした“INFRANGIBILE（インフランジビル）”モデルの復刻版を発表。8月上旬から販売を開始する。

初代の“INFRANGIBILE（インフランジビル）”は、1933年発行のペルセオ商品カタログの扉を飾り、大ヒットした。当時、すでに鉄道・軍用時計で国家的ブランドとしての地位を築いていたが、アール・デコ様式を取り入れたレクタンギュラー型のインフランジビルを登場させることで、イタリアらしい美意識やこだわりを世に知らしめたのだそう。

1933年発行の商品カタログの表紙を飾る「インフランジビル」

アール・デコ様式の発祥はフランスだが、その革命的な様式はイタリア独自の芸術運動との相互作用を通じて、イタリアの芸術・文化にとっても重要な装飾スタイルとなっていった。ペルセオでは、アール・デコ様式を取り入れたウオッチにイタリア語で“壊れない”を意味する“INFRANGIBILE”と名付け、鉄道時計メーカーとしての誇りを表した。

また、レクタンギュラーウオッチは1930年代以降に様々なブランドにより名作がリリースされていたが、流行の変遷やムーヴメントの制約により徐々に製造されなくなった。しかし、今回、ペルセオではレクタンギュラーウオッチにスイスロンダ社製クォーツムーヴメントを搭載。現代的にリニューアルし、復刻モデルとして復活させた。

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新作では、文字盤に印象的なクロスを大胆に描き、レイルウェイ・トラックや四角のスモールセコンドを配した。30×25mmのスリムなケースでエレガントな印象に仕上げている。文字盤のデザインはライム×ホワイト、グリーン×グレイ、ブラック×ベージュの3種類。