天気予報によると今週末からいよいよジメジメ、ムシムシといや〜な梅雨に入るらしい。ということで今回はこんな時期にぜひオススメしたいアウトラインの特別仕様を紹介したいと思う。
上の写真をご覧いただきたい。筆者が着けているモデルは1940年代の軍用パイロットウオッチを再現したアウトライン・セコンドセッティングだ。ただ通常付属するヴィンテージ調のイタリアンレザーベルトに替えて、特別に付属するバンブーブレスと呼ばれるこの軍用ブレスを装着している。
これはロフトやマルイに店舗を構える時計のセレクトショップ“オンタイム”と“ムーヴ”の計20店舗(記事後半に店舗一覧のリンク)と当サイトの公式オンラインSHOPだけで販売されているショップ限定バージョンなのである。
さて、バンブーブレスと聞いてもピンとこない人がほとんどだろう。それもそのはずで初出が実は1930年とかなり歴史は古く、正式な商品名は“ボンクリップ”。1970年代にはイギリス空軍に制式採用された実績をもち時計好き以外はあまり知られていないからだ。それをアンティークの軍用時計専門店として有名な“キュリオスキュリオ”監修の下、アウトラインが忠実に再現した代物である。
とても古風な作りだがこれが逆に新鮮で、シンプルなだけにファッション的にもけっこうカッコイイ。特にセコンドセッティングのようなレトロ調のミリタリー顔に合わせると、夏のビジネスカジュアルにはもちろん、キャンプなどアウトドアスタイルにもしっくり決まるからおもしろい。
■70年代にイギリス空軍も制式採用。長さを自在に、しかも簡単に調整可能なスグレモノ
実はこれ、梯子(はしご)のような見た目からラダーブレスレットとも呼ばれており、最大の特徴は長さを自在に、しかも簡単に調整ができるというところにある。そのため厚手の飛行服の上から着けられるとあって70年代後半までイギリス空軍に制式に採用されていたのだ。こんな背景から愛好家の間では軍用ブレスとしてのイメージのほうが強い。
ただ「長さを自在に、しかも簡単に調整ができるというところにある」と書いたもののイマイチわかりにくい。そのため「どうなっているのか」と問い合わせがたまにくるのだが、いくら言葉で説明しても「伸び縮みする構造」とよく勘違いされてしまうことが多い。
そのため実際に筆者自身が装着するところを動画で自撮りしてみたので、百文は一見にしかず、ぜひ下のYouTube動画(47秒)をチェックしてみてほしい。
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