1887年にスイス高級時計の聖地であるラ・ショー・ド・フォンにて設立されたウオッチメゾン“エベラール”は、1887コレクションより2種類のクロノグラフモデルを、さらにトラベルセトロコレクションから1種類の新作を発表した。
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現代的な視点でブランドの豊かな歴史とDNAが表現された“クロノグラフ1887”の新作は、しなやかなラインを描くステンレススチールケースと二つのカウンター、それぞれに異なるディテールが施された針など、特徴的なディテールによって自社クロノグラフの系譜を反映。モデルごとに異なる仕上げが施された文字盤には、中央にらせん状のタキメータースケール、テレメータースケールが備えられている。
ケースバックから覗けるムーヴメントは、250本限定の手巻き機械式クロノグラフに“EB 280”、自動巻き機械式クロノグラフには“EB 380”という、いずれもマニュファクチュールAMTとの共同開発による専用キャリバーが搭載された。これらには、コラムホイールとクロノグラフの複雑機構としても知られているフライバック機構を備えたうえ、クロノグラフのリセットボタンをリューズと同軸上に配置することができる特別なレバーを設定。技術的にも審美的にも洗練された高いレベルを誇っている。
エベラール社のブースデザインにおいて中心的なテーマとなっている“盾”は、1892年に製造証明印として寄託された“尖盾”のエンブレムに起因した信頼性、安全性、堅実性の象徴。ブランド創業当初からコレクションに欠かせない要素として、本作でもケースバックなどにそのデザインが与えられている。価格は世界限定250本の手巻きモデルが175万1200円、自動巻きモデルは147万5100円。
1996年に発売開始し、直径43mmというラージケースのパイオニアの一つとみなされる“トラベルセトロ・ヴィトレ”の新作は、オリジナルのパウダーブルーカラーで染められた文字盤が特徴。ポリッシュ仕上げのステンレススチール製ベゼルで囲まれた文字盤には、春や夏のシーズンに適したフレッシュで明るいトーンに仕上げられている。
サファイアガラスのケースバックからムーヴメントが透けて見える“トラベルセトロ・ヴィトレ”の新作は、本来のデザインを反映させつつ文字盤の読みやすさを向上させた新しい装いで登場。
最大の特徴は、ポリッシュ仕上げのステンレススチール製ベゼルで囲まれた文字盤のカラーで、オリジナルのパウダーブルーの色合いが与えられった新色を実装。春や夏のシーズンに適したフレッシュで明るいトーンに仕上げられている。
心臓部には信頼性の高い手巻きムーヴメントを搭載。ベルトはチャランドスチールベルトかソフトタッチビンテージレザーベルトの組み合わせから選択可能だ。価格はステンレスベルトが79万7500円、レザーベルト選択時は64万6800円となっている。
【問い合わせ先】
エベラール・ジャパン
TEL.03-5422-8087
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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