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【昭和レトロな腕時計、ポストヴィンテージの名作に浸る】ブレゲの“アジェンダ”短期間で生産終了となった異色モデル

トランスアトランティック アジェンダ

■Ref.3860ST/92/9W6。SS(39.5mmサイズ)。自動巻き(Cal.579)。参考商品

BREGUET(ブレゲ)
トランスアトランティック アジェンダ
1999年にアエロナバルの派生モデルとして発表されたアラームウオッチ。写真の革ベルト仕様のほか、ブレスレット仕様が限定70本で製造されたとされている。いずれも製造期間が短く近年希少性が増している。


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オートメーション化が進んだ現在の時計に比べ、手作業による作り込みが多いのがポストヴィンテージ時代のモデルの魅力。先端を文字盤に向けてわずかに湾曲させた針、面取りとポリッシュ仕上げを施したインデックスなど、パーツの丁寧な仕上げの積み重ねが高級感を生み出している。

立体的に塗料を塗布した夜光インデックスが存在感を主張。立体的に夜光塗料を塗布したアラビアインデックスが原点である軍用時計のDNAを感じさせる。滑らかで光沢感を備えたブラックラッカー仕上げの文字盤と、夜光インデックスのザラついた質感のコントラストも魅力的だ。

特殊な設計を採用したムーヴメントを搭載しているため、時刻合わせにも注意が必要。4時位置のリューズを6時方向に回転させてロックを解除し、3段階目(2段階目はゼンマイの手巻きで使用)まで引き出したのち、12方向に回転させて希望の時刻に合わせて時刻を調整を行う。

ケースサイドはブレゲを象徴するデザインであるコインエッジ仕上げを採用。2時位置にトップを鏡面に仕上げたロックリューズ、3時位置にデイト表示の早送りボタン、4時位置にブランドロゴの頭文字である“B”のレリーフを刻んだ時刻表示やアラームの操作を行うリューズを備える。

 

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文◎Watch LIFE NEWS編集部

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