SWATCH_TOP

小スライド 編集部セレクション

【80年代の熱気が蘇る】キース・ヘリングなどアートウオッチ”の魅力とは?いまでは絶版となったモデルも

歴史と格式を備えている高級機械式時計の世界。近年はカラーダイアルに象徴されるようにデザインの自由度が増しており、アーティストとコラボした個性派モデルもリリースされるようになってきたが、それでもやはり、カジュアルウオッチに比べるとデザインの制約は多い。

70年代以降、クォーツムーヴメントの普及によって拡大した新ジャンルであるカジュアルウオッチは、機械式時計ほどの伝統がない反面で、実験的な表現を行えるという魅力がある。アーティストとのコラボレートモデルも、そうした自由な表現のひとつだ。

今では様々な時計ブランドからリリースされているアートウオッチだが、その原点ともいえるのがスウォッチが発表したアーティストコレクションである。

SWATCH_歴史的モデル

スウォッチは第一弾のキキ・ピカソ以降も、キース・ヘリング(写真右)、横尾忠則、サム・フランシス、アルフレッド・ホフクン(写真左)など、有名、無名を問わずコラボレーションを展開した。 資料提供:スウォッチ(トップ画像を含めて2011年発行のタイムギアVol.2より転載)

【画像】84年から発売されたスウォッチのアート・コレクションを見る

1984年、パリのポンピドゥセンターで発表されたキキ・ピカソモデルを皮切りに、スウォッチはキース・ヘリング、横尾忠則など、世界的アーティストと次々にコラボレーションを展開。“安価な時計”という印象が強かったカジュアルウオッチに、デザイン性、プレミアム性、コレクション性という、新たな価値をプラスすることに成功したのだ。

アートウオッチを単なる色モノと侮ることなかれ。そこにはカジュアルウオッチだからこそ表現できた新たな価値感と、作り手の矜持がしっかりと込められている。

次のページでは、84年代に発売されたキキ・ピカソ作のアートコレクションファーストモデルほか、アートコレクションの傑作モデルの一部を紹介しつつ、編集部が注目するアートウオッチを紹介していく。80年代ならではの遊び心あふれる大胆なデザインを、ぜひチェックしていただきたい。

次のページへ >

-小スライド, 編集部セレクション

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com