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あれ、どうしたディープシー!? 5月の実勢価格定点チェック|菊地吉正の【ロレックス通信 No.251】

今月も3週目ということで、この1カ月間でどのように実勢価格が動いたのか、定点チェックをお届けしたい。まずは、記事の後半に掲載した5月17日更新の「主要11モデルの月間ロレックス相場」をご覧いただきたい。

前回4月はロレックスの2024年新作モデルが発表された直後の月ということと、異常な円安も重なってどうなるかと思ったが、モデルによっては上がったものもあったがそれも数万円で、逆にサブマリーナーデイト7万円、グリーンサブ12万円、ヨットマスター8万円と大幅にダウンするなど、不思議な値動きとなった。

それに対して今月はどうかというと前月よりも全モデル上昇している。大幅に値を下げた前述のダイバー系3モデルも結局のところ前々月の相場に値を戻した感じだ。

そんななか異常な値動きをみせたのが同じくダイバーズウオッチ系のディープシーである。今年の1月にお届けした当連載234回で「これは驚いた、ほぼ定価じゃないの!」(関連記事参照)と題してディープシーの記事を書いた。実はその後も下がり続けて3月には本当に定価204万3800円なみの実勢価格となったのである。

それが今回の定点チェックでは半年ぶりに上昇。なんと22万円の大幅アップとなった。2024年新作として発表されたフルゴールドのディープシーは、あまりにも異質なため普通に考えたら、それが影響したとはちょっと考えにくい。ただ、グローバルで考えたら久しぶりに再注目されたことは確かだろう。

ディープシーの生産量はおそらくあまり多くないと思われる。そのためこういったちょっとしたことが流通量に関係することはゼロではないのかもしれない。

>>>>次ページ「■主要11モデルの月間ロレックス相場(5月17日更新)」

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