ブランド復活後、初の自動巻き搭載シリーズとして2020年にデビューした“MEGAPOD(メガポッド)”。カルティエやサンローラン、ボーム&メルシエなど名だたるブランドで研鑽を積んだアレキサンドル・ペラルディ氏により、モダンなデザインに進化した同シリーズから、世界限定100本のコレクターズアイテムが登場した。
メガポッド アワーグラス
■SS(46mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.MIYOTA 9039)。合わせて世界限定100本(品番ごとに異なる)。26万4000円
ラグのないアイコニックなラウンド形ケースも健在。ドーム形のサファイアクリスタル風防で中央の丸みが強調されており、“時計界のUFO”の異名を体現するその独特のフォルムと斬新なデザインは、ファッションピースとして強烈な個性を放つ。
日本製自動巻きムーヴメントを搭載し、少量生産ながらシンプルな機能性でアンダー30万円を実現。10年に発表された芸術的名作“HOUR GLASS(砂時計)”を彷彿とさせるデザインを採用しており、60秒かけて文字盤を1周回る砂時計の形の秒針がとにかくユニークだ。
ラグのないアイコニックなラウンドケースも健在。ドーム型のサファイアクリスタル風防で中央の丸みが強調されており、まさにUFOのような独特のフォルムだ。
ケース径46mm、厚さ17mmというサイズは数値で見るとなかなかのボリュームだが、実際に腕に乗せてみると意外なほどにフィットする。存在感抜群の文字盤に対して、シンプルかつミニマルな意匠のケースの絶妙な対比もまた、今作の魅力だと言えるだろう。
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文◎市村信太郎(編集部)/写真◎水橋崇行
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