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【思わず2度見】軍用サブマリーナーを思わせるミリタリー顔が日本製機械式で6万円台|OUTLINEニュース no.142

ネイビーダイバーは、暖かくなったこれからの季節にこそ似合う

まだ、4月中旬というのにいきなり春を通り越して初夏を思わせる最近の暑さ。ということで久しぶりに人気セレクトショップ“チックタック”とのコラボレーション企画第1弾として開発し、大好評をいただいた“ネイビダーバー”についてあらためて取り上げてみたいと思う。

ネイビーダイバーの特徴は大きく二つある。ひとつは、名前のとおり回転ベゼルに黒ではなくネイビーを採用している点だ。これは経年変化によって退色したかのような雰囲気を再現したというものである。

経年変化によって退色したようなネイビーベゼルを表現

過度に退色した色合いとは違い、光線の加減で黒にも見えたりするなど、やれた感じが強すぎずひと味違う雰囲気が楽しめる退色ベゼル(Faded bezel)として、特に愛好家から珍重されているもののひとつだ。そこで今回はその微妙な色合いに徹底的にこだわり、何度もやり直しをすることで、絶妙な色合いを再現している。

そしてもうひとつは、文字盤の6時位置に設けられた丸に「M」のマークである。これはチックタックが自社で展開する時計ブランド“ムーブメント・イン・モーション”のロゴマークをネイビーダイバー用にリデザインしたものだ。

1970年代の軍用時計には、夜間の視認性を高めるために夜光素材にトリチウムが使用されており、それを示す丸に「T」のマークが6時位置に表示されていた。今回はそれに倣って当時と同様の書体デザインを採用し、軍用サブマリーナーの雰囲気をプラスしている点も大きな魅力となっているのだ。

軍用のトリチウムマークを模してデザインしたMマーク。文字盤もミラーダイアル風に光沢感をもたせている点も魅力

加えてその文字盤にはもうひとつこだわった点がある。それは1950年代に採用されていた光沢のある文字盤、つまり通称ミラーダイアル風に仕上げている点である。こうすることによって文字盤が漆黒になるため、マットな質感のネイビーベゼルがより際立って見えるからだ。

さて、自分で作っていて何だが、とにかく良くできていると思う。その最大のポイントは、1970年代の軍用サブを彷彿とさせるデザイン。適度に個性と存在感があるばかりか、当時の程よいサイズ感をも再現しているためファッションとの相性がバツグンにいい。そのため幅広いシーンで楽しむことができるに違いない。

【画像】ネイビーダイバーの細部をさらにチェック!

現在、当Watch LIFE NEWSオンラインに加えて、“チックタック(TiCTAC)”の店舗でも販売しているため、実機を見たいという人は、ぜひ店舗で実際に手に取ってその作りの良さを確かめてもらえたらうれしい。

【Watch LIFE NEWSオンラインSHOP】
アウトライン・ネイビーダイバー(ドットタイプ)
アウトライン・ネイビーダイバー(3・6・9タイプ)

【チックタック店舗リスト】
https://outlinewatches.tokyo/shoplist

【SPEC】
アウトライン×チックタック ネイビーダイバー
型番:(右)Ref.YK20223-1(ドットタイプ)、(左)Ref.YK20223-2(3・6・9タイプ)/ステンレススチール/ケース径40mm/10気圧防水/自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A)、秒針停止機能付き/各6万6000円(組み立て:日本)

 

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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