値上がりが止まらないスイス製ウオッチに対し、確かな技術力で高いコストパフォーマンスを実現する国産時計。なかでも老舗メーカーが作る時計は、高い機能性はもちろん、信頼性やメンテナンスのしやすさも魅力的で、いわゆる“ハズレ”がないという面でも安心して購入できるだろう。この記事では、初めて時計を買う人も含めたライトユーザーから、日常使いに適した汎用性の高い1本をお探しの時計ファンまで、幅広くおすすめできる“7万円アンダー”の良作モデルを紹介する。機械式ムーヴメントメーカーとしても世界的に定評のあるセイコー、オリエントの3月〜5月発売の最新作から厳選しているので、時計選びの参考にしていただければ幸いである。
【画像】オリエントマコ 20周年記念モデルなど(厳選!セイコーほか、7万円アンダーの良質国産時計)
【“7万円アンダー”の良質国産時計①】
SEIKO 5SPORTS(セイコー 5スポーツ)
SNXS(2024年5月10日発売)
“日々持ち歩く相棒”のコンセプトのもと、日常生活での使い勝手を追求した注目の新シリーズ
世界中から愛されたセイコーのスポーツウオッチ・SNXSモデルをベースに、“EDC(Everyday Carry)”をコンセプトに開発されたセイコー 5スポーツの新シリーズ。ベースモデルの特徴であるコンパクトなサイズと、中央が膨らんだフルフローの流れるようなケース形状、その流れを邪魔しない4時位置のリューズを踏襲しながら、様々な改良が加えられている。
スポーティな仕上がりのバーインデックスと合わせた時針に、1970年代の5スポーツで多く採用されていたオレンジ色の秒針を採用し、時分針とのコントラストが目を引く文字盤。また、新開発のメタルベルトはかまぼこ形状の立体的なコマに美しい陰影が生まれ、クラシカルな印象に仕上げられている。
ムーヴメントには、自動巻きのキャリバー“4R36”を搭載し、パワーリザーブは41時間。カラーバリエーションはネイビー、ブラック、アイボリーの3色が展開され、価格はいずれも5万3900円だ。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室
TEL.0120-061-012
【“7万円アンダー”の良質国産時計②】
ORIENT MAKO(オリエントマコ)
オリエントマコ 20周年記念モデル(2024年4月18日発売)
日本限定500本!豪華仕様の特別感あふれるアニバーサリーモデル
1960年代から長年に渡って系譜を築いてきた代表的なオリエントダイバーズの意匠を引き継ぎ、青鮫を意味する“マコ(Mako)”の愛称で2004年に生まれた“オリエントマコ”シリーズの20周年アニバーサリー限定モデル。
初代モデルから続くアラビア数字を配したブルーの文字盤には、日本を取り囲む美しい海をイメージしたブルーグラデーション塗装を12時から6時にかけて施し、波をモチーフとした型打ち模様が採用されている。6カ所に窪みを設けたオリエントマコ独特の逆回転防止ベゼルは、三角マーカーと目盛りの20分を境にアルミプレートをブルーとブラックに分け、スタイリッシュなカラーリングに。さらに、金色の華やかな針や、4時位置に記された“Anniversary Edition”の文字により、20周年の特別感が強調されたデザインとなっている。
搭載する自動巻き(手巻き付)ムーヴメントの自社製キャリバー“F6922”は、日差プラス25秒からマイナス15秒、駆動時間40時間以上で、安定した精度を実現。アウトドアからタウンユースまで幅広い実用性を誇り、ダイバーデザインをファッションにコーディネートしたいユーザーにも適したおすすめモデルだ。
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380
【“7万円アンダー”の良質国産時計③】
SEIKO 5SPORTS(セイコー 5スポーツ)
SKX Sports Style(2024年3月8日発売)
70年代の名作“タイムソナー”を現代風にオマージュ!随所に凝らされた歴史的デザインに注目
潜水艦の"ソナー(水中の音波を探知する装置)"をイメージし、文字盤に透明のプラスチックを採用した1970年代発売のオリジナルを現代風にアレンジ。落ち着いた雰囲気のブラウンと、透明感のある瑞々しい爽やかなブルーの2色が展開される文字盤は、光の角度や明るさによって濃いオレンジや濃いブルーに変化する見え方が魅力のひとつ。さらに、ルミブライトが採用されたインデックスや針により、日中とのギャップも楽しめる。
オリジナルのタイムソナーと同様に裏ブラには透明なカラーガラスが採用され、表裏両面でソナー感を演出。スケルトン仕様でカレンダーディスクの動きなども見ることができる斬新なデザインとなっている。ブレスレットは確実性、安全性の高いワンプッシュ三つ折れ方式があわせられているほか、別売りのNATOベルトも。懐かしの意匠が詰め込まれたソリッドな質感のフルメタル仕様となっている。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室
TEL.0120-061-012
【“7万円アンダー”の良質国産時計④】
ORIENT MAKO(オリエントマコ)
Orient Mako 40(2024年3月7日発売)
ライトなカラーリングとコンパクトなサイズ感!カジュアルな味わいの人気シリーズ
2004年の登場以来“オリエントマコ”の愛称で親しまれてきた人気モデルに、“コンパクト”、“シンプル”、“ライト(軽快感)”をテーマにした新作が登場。
20気圧の日常生活強化防水、安定した高精度と信頼性を実現する自社製の自動巻きムーヴメントといった“オリエントマコ”シリーズの基本性能はそのままに、いままで中心を占めていた41.8mmのモデルに比べて、さらにコンパクトな直径39.9mmのケースを採用。明るいラベンダーとライラックの色調の爽やかな文字盤は、カレンダー表示をシンプルにするため、ムーヴメントを日付表示のみのタイプに置換している。また、暗所でも発光力に優れるルミナスライトを施した針やインデックスをバータイプにすることで、従来よりシンプルで視認性の高い文字盤レイアウトが生み出されている。
リューズガードを省いたケース形状や、カラーリングを施さずステンレススチールの質感を生かした回転ベゼルなど、シンプルで軽快感をもたらすスタイリングも施されており、デイリーユースとして申し分のない性能だ。
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文◎Watch LIFE NEWS編集部
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