セイコーは、“グランドセイコー”より、安定した高精度を実現する世界で唯一の複雑機構を搭載した“グランドセイコー マスターピースコレクション Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨン SLGT005”を発表。世界限定20本を2024年12月6日に発売する予定だ。
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独創的な機構が生み出す音色と表情から、心臓の鼓動を意味する名が付けられたグランドセイコー初の機械式複雑時計“Kodo”。2022年のジュネーブ時計グランプリにおいて、卓越した精度を備えた時計に贈られる“クロノメトリー賞”を受賞した名作と、対となる新作が発表された。
ムーヴメントを“宵闇”のような艶やかな黒一色で仕上げた前作のKodoに対して、新作は夜明け前の闇に淡い光が差す“薄明”を思わせる静やかなシルバーカラーが与えられた。340を超えるパーツを同じ色彩に仕上げるとともに光が透過するための十分な空間を作ることで、夜明け前の空のような細部に至るまで光のグラデーションが生み出された。さらに、プラチナ950とブリリアントハードチタンの異素材を組み合わせた外装にもスペースが設けられており、光の透過で生まれる視覚効果が貫ぬかれている。
搭載されるキャリバー“9ST1”は、二つの複雑機構“コンスタントフォース”と“トゥールビヨン”を世界で初めて同軸に一体化して組み合わせることで、新次元といえる安定した高精度を実現。テンプが毎秒8振動しながら内側のトゥールビヨンキャリッジが滑らかに回転し、外側のコンスタントフォースキャリッジは、その回転に追従して1秒に1回の間隔で回転。まるでコンスタントフォースがトゥールビヨンを追いかけているかのような独創的な動きだ。
さらに、テンプから生まれる1秒間に8回の刻音と、コンスタントフォースが刻む1秒間に1回のリズムにより、音楽でいう16ビートを奏でられる音も併せ持ち、世界に類を見ない腕時計を生み出している。
ベルトには、前作に続き“なめし”と“漆塗り”の技法を融合させた日本古来の“姫路 黒桟革(くろざんがわ)”を採用。天然素材でなめされた革に白漆を塗り重ねることで、独特の風合いを帯びた色に仕上げられている。さらに、チャコールグレーのクロコダイルベルトも付け替え用として付属。世界限定の20本はグランドセイコーブティックのみで購入可能で、価格は4950万円。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室(グランドセイコー)
TEL.0120-302-617
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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