世界有数のラグジュアリーメゾン“CARTIER(カルティエ)”は、カルティエの歴史の中でも最も名高い作品のひとつ“トーチュ”を現代的に再解釈した新作を“Watches & Wonders Geneva 2024”にて発表した。
【画像】曲線的なケース フォルムが美しいカルティエ プリヴェ“トーチュ”を見る
1年に一度発表される特別なコレクション“カルティエ プリヴェ”より発表されたトーチュは、フォルムを生み出すウオッチメイカーであるカルテイエが、曲線と直線を呼応させようとするビジョンから誕生した代表的な作品のひとつ。
今回発表された新作もオリジナルのデザインはそのままに、シルエットをより細くし華やかさと軽さを両立。初期モデルへのオマージュとして、アップルバンドが採用された。また、特徴的なフォルムをなぞるように、レイルウェイミニッツトラックをインデックスの外周に配し、文字盤の視認性が高めるなど、微細な進化が与えられている。
今回新たに加わったモノプッシャークロノグラフは、文字盤の視認性を高めると同時に、高精度クロノグラフを使いやすくするため、レイルウェイミニッツトラックをローマ数字の外側に配置。細かなディティールから解き放たれた文字盤は、2つのカウンターが面積を占め、スタート・ストップ・リセットの2機能を、リューズに組み込まれた一つのプッシュボタンに凝縮している。
搭載されるムーヴメントは、1928年に初めてトーチュに登場した自社製キヤリバー“1928 MC”で、1998年に再解釈されたブルーススチール製アップルバンド、根元が丸くくりぬかれた秒針などのディティールはそのまま採用したうえで、技術を駆使して独創的なデザインを生み出している。また、ガラス張りのケースバックからは、リズムを刻む輪列の魅惑的な動きを堪能することができる。
クロノグラフのプラチナ製モデルは、シルバーオパリンの文字盤に、カラーニュアンスが目を惹くロジウム仕上げのローマ数字。プラチナとルビーカポジョンというコントラストが取り入れられた。イエローゴールド製モデルは、ゴールド&グレイン仕上げの文字盤にゴールド仕上げのアップハンド、リューズにはサファイアカポションがセットされた。製造数はどちらも200本限定で、2024年10月の発売が予定されている。
一方、2024年9月の発売が予定される時分表示モデルには、プラチナ製とイエローゴールド製に加え、コレクション初となるダイヤモンドをセットしたプラチナ製モデルもラインアップ。ゴールド製モデルはゴールド&グレイン仕上げの文字盤に、サファイアカポションをセットしたリューズを備え、プラチナ製モデルはローマ数字にロジウムコーティングを施し、コントラストとニュアンスの絶妙なバランスが生み出され、ルビーをセットした通常モデルと、ダイヤモンドをセットしたパヴェモデルの2つバリエーションを展開。
ムーヴメントは、トーチュのシルエットに沿った輪郭を描くキャリバー“430MC”を搭載。これはカルティエで使用される最も薄型の手巻きムーヴメントのひとつである。
ベルトはいずれもアリゲータレザーを採用。イエ口ーゴールド製モデルと通常のプラチナ製モデルは200本限定。ダイヤモンドがセットされたプラチナ製モデルは50本限定だ。
【問い合わせ先】
カルティエ 公式サイト
https://www.cartier.jp/
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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