【イギリス軍用クロノグラフ“ファブフォー”、1970年代のオリジナルと復刻モデルを比較】
![](https://www.powerwatch.jp/wp496/wp-content/uploads/2024/04/FAB-FOUR_TOP.jpg)
1965年から76年にかけて英国空軍(RAF)のパイロットのために製造されたクロノグラフ。リューズを保護するためにケースは左側よりも右側が厚くなっている。ハミルトンを含めて四つのブランドがイギリス軍に供給していたことから、時計愛好家の間では、ビートルズの愛称“Fab(Fabulous) Four”にちなんで、“FAB FOUR(ファブフォー)”の愛称でも知られている。復刻モデルはカーキ パイロット パイオニア メカ クロノグラフだ。
萩原:次が、イギリス軍用クロノグラフ “ファブフォー” ですね。これは、クッキーさんも買われている“ファブフォー”と呼ばれるシリーズです。“ファブフォー”の意味はビートルズの愛称、“ファビュラスフォー”から来てます。ハミルトン、CWC、ニューマーク、プレシスタの4社で同じようなモデルを製造していたじゃないですか。
![FAB-FOUR](https://www.powerwatch.jp/wp496/wp-content/uploads/2024/04/FAB-FOUR-3.jpg)
【オリジナル:イギリス軍用クロノグラフ“ファブフォー”】SS(39mm径)。手巻き(Cal.Valjoux7733)。1970年代製
くっきー!:ビートルズを模してるってことですか? どっちが先?
萩原:後からですね。同じ4人組なんで、“ファビュラスフォー”って“素敵な4人組み”、みたいな意味なので。同じイギリスということもあって、後からコレクター間で付けた愛称です。
![カーキ パイロット パイオニア メカ クロノグラフ](https://www.powerwatch.jp/wp496/wp-content/uploads/2024/04/H76409530-1.jpg)
【現行の復刻モデル:カーキ パイロット パイオニア メカ クロノグラフ】Ref.H76409530。SS(40mm径)。10気圧防水。手巻き(Cal. H-51-Si)。31万1300円
萩原:そしてこれが復刻モデルの“カーキ パイロット パイオニア メカ クロノグラフ”です。結構忠実です。ちょっと巨大化してますけど(39mmから40mm)。
くっきー!:巨大化しますね(笑)。これ。なんでこれ、デカくなっていくんですか? 時代のデザイン性の話ですか?
萩原:これは夜光の経年変化感も演出してるっていうのが良いですね。夜光がちょっとオレンジかかってるというか。昔よく出されてた復刻って、夜光がそのまま緑で、ヴィンテージ感が全然なかったんですけど。最近はなんかこう、ちょっと焼けた感じにしてるんで、雰囲気ありますよね。かっこいい。