【FAPD 5101 TYPE1ナビゲーション、1970年製のオリジナルと復刻モデルを比較】
萩原:次がFAPD 5101 TYPE1ナビゲーションです。これはベトナム戦争時代に、もう大量に作られたデザインなのですが、その中でもこのモデル自体はすごいレアなモデルで、1970年の9月にしか支給されてないです。パイロットのナビゲーション用です。
くっきー!:これもう、ど真ん中。めちゃめちゃイメージあります。これなんか、中にもう1個、字を入れてますやん。12の中に24とか。午前午後の。これは普通でした?
萩原:24時間表記は一般的ですね。
萩原:そして、これが復刻モデルのカーキ フィールド メカです。大人気らしいですよ。これはオリジナルに近いですよね。けど、ちょっと大きくなってる(36mmから38mmに拡大)。
くっきー!:確かに、ちょっと大きい。でも、だいぶ近いな。でも、風防の丸みは、やっぱシュッとシャープに平らになっている。
萩原:この辺りの軍用時計はミルスペック(米国における軍用品の調達規格)で、文字の大きさとか針の大きさとか寸法とか、全部決まってるんですよ。その資料をもとに作ったんじゃないですか。
くっきー!:12の形も一緒やな、ちょっと縦っぽい感じ。このイメージすっごい強いですよね。オリジナルのFAPD 5101 TYPE1ナビゲーションを買って、普段着けちょっと難いなって、なんかこう海にちょっと行ったりするの怖いなってなったら、こっち(現行:カーキ フィールド メカ)も買っておいて。こっちはふんだんに荒く使っても大丈夫でしょうから、っていう感じじゃないですか。これ、自動巻き? あー、手巻き。手巻きいいですよね。可愛いですよね。毎回触ってあげなあかんっていうね。
萩原:意外と皆さん、めんどくさいのかなって思うけど、それが楽しいですよね。
くっきー!:楽しいです。“また止まってるこの子”ってなる。僕はこれ(手巻きムーヴメント)は心臓。心臓やと思ってるんですよ。ここで心臓マッサージしてあげてるっていう。こうやって、“モンモンモンモン”ってしてあげたらね、復活しよるでしょ。脈が。鼓動が始まる。