スポーツウオッチの定番ジャンルとしてシーズンを問わずに高い人気を誇るダイバーズウオッチだが、その本質はダイビング用の計測機器だ。デザインに注目して時計を選ぶのも良いが、やはりプロ仕様のスペックを備えたモデルを選びたい。
ダイバーズウオッチは、“JIS(日本産業規格)”と“ISO(国際標準化機構)”の主に二つの公的規格で定義が設けられている。JISは日本国内で製品の品質などを標準化する規格で、ISOは日本国内だけでなく国際的に製品の品質を標準化するために定められている規格のことだ。プロユースのダイバーズウオッチは“ISO6425”として規定されており、様々な装備に加えて、厳格な規定が設けられている。
陸上で着用するならばそこまでスペックに神経質になる必要はないが、信頼性が増すことは間違いない。市販モデルでこのISO6425の規格を完全に満たす時計は意外に少ないのだが、強靭さと機能性がダイバーズの魅力であることを考えると、時計を選ぶ際の情報として把握しておいて損はないはずだ。
【すべてアンダー20万円!ISO規格準拠の国産プロスペックダイバーズ】
そこで本記事では、20万円台までの価格帯にしぼり、高度な機能をもつ機械式ダイバーズウオッチを厳選。どれも高いコストパフォーマンスを誇る良質時計であるため、時計選びの参考にしてほしい。
●編集部おすすめモデル①
100気圧防水を実現!驚異のスペックの怪物級ダイバーズ
エドックス/
ネプチュニアン オートマティック
60年以上も防水性を追求し、“THE WATER CHAMPION”の異名をもつスイス時計ブランド、EDOX(エドックス)の代表モデル。ネプチュニアンはローマ神話における海の神、“ネプチューン”にインスピレーションを受けて誕生した、タフネスと実用性を備えるダイバーズウオッチコレクション。風防に厚さ3mmのサファイアクリスタルを採用し、飽和潜水に対応した1000m防水を備える。深みのあるグラデーションカラーを採用した文字盤も魅力的だ。
操作性を考慮した分厚い逆回転防止ベゼルには、堅牢性と美観をセラミックリングをインサート。ケースサイドにはヘリウムガスエスケープバルブも装備されている。
【問い合わせ先】
ジーエムインターナショナル
Tel.03-5828-9080
●編集部おすすめモデル②
50年代のファーストモデルを復刻!当時のアンティークテイストを忠実に再現
ニバダ・グレンヒェン/
アンタークティック ダイバー
1950年代後半に登場したニバダ・グレンヒェンのファーストダイバーズウオッチをモチーフとした復刻モデル。文字盤の赤い十字線、バトン針、双方向回転ベゼルなど、当時のデザインが忠実に再現されている。
ケース径38mmというダイバーズウオッチにしては小振りなサイズ感も当時の意匠を引き立てており、アンティークの雰囲気を漂わせながらカジュアルでシックな魅力を併せもつ。
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
●編集部おすすめモデル③
温かみのあるベージュダイアルがイイ味出してる!人気シリーズの限定モデル
ダボサ/
テルノス プロフェッショナル メガリュウム
人気シリーズ“テルノス プロフェッショナル”の限定モデル。文字盤の表面全体にスーパールミノバの中でも最も明るい光を放つ“C3”夜光塗料を使用。日中は温かみのあるベージュの色調、暗闇では日中に蓄光されたグリーンの光が浮かび上がる。
キズに強いDLC加工が施されたケース、自動ヘリウムエスケープバルブを備え、アンダー20万円ながら50気圧の防水性能を誇る。高スペックのプロフェッショナル仕様だ。
【問い合わせ先】
ダイヤモンド
TEL.06-6262-0061
【次ページ:すべて10万円台!国産ブランドのおすすめモデル3選】
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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