文字盤はスウォッチの初代モデルをイメージしており、それぞれの違うデザインが採用された。いずれも40年前のデザインを反映されているが、スクエア型にアレンジされたことで、ミニマルで現代的な雰囲気を感じさせる。ライフスタイルやファッションにあわせて選択が可能だ。
バイオ由来素材のグラス風防をエッジ・トゥ・エッジ(ケースサイドのギリギリまで風防を設置)に仕立てているのもポイント。サイドから光を取り入れることで鮮やかなカラーリングを際立たせ、同時にデザインに軽快なアクセントを加えている。
裏ブタのバッテリーカバーは1983年に製作された四つの初期モデルをトリビュートしており、文字盤と同様にそれぞれ異なるデザインが採用されている。
スクエアのケースは定番のラウンドケースに比べてインパクトが強い印象を受けるかもしれないが、ケースとベルトが直線的なフォルムで統一されるので意外なほどバランスが良い。実際に装着すると時計単体で見たときよりも手首に違和感なくなじんでくれるのだ。
筆者は40代も半ばの立派な中年男性だが、普段着のミリタリージャケットに合わせても違和感なく快適に着けることができた。仕事柄、打ち合わせで様々な時計関係者と接するが、デザインと色使いが目を引いて、話の“ネタ”になるのも嬉しいポイントであった。ぜひ実機を腕に着けて、そのデザインの魅力と装着感を確かめていただきたい。
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スウォッチ コール
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船平卓馬 - TAKUMA FUNAHIRA
「パワーウオッチ」の編集長を経て、カジュアルウオッチ専門誌「タイムギア」編集長、時計総合ニュースサイト“ウオッチライフニュース”の運営責任者を兼任。タイムギアの公式Youtube「タイムギアチャンネル」では実機レビューを定期的に公開している。老眼の進行が著しいため、裸眼で時計のディテールを確認できなくなってきた。
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